双日は5月20日、イタリアの自動車メーカーMaserati(以下、「マセラティ」)の日本法人であるマセラティ ジャパンとともに、日本国内におけるマセラティ車販売事業に関する覚書を締結したと伝えた。
【覚書の内容】
今回の覚書は、両社間で様々な場面におけるパートナーシップの可能性を追求するためのもの。特に、仮想世界と現実世界を融合して新たな体験価値を作り出すXR技術や、その他のデジタル技術を活用し、マセラティ車の新たな販売方法やビジネスモデルを共同で検討・開発することが目的となる。
【背景および目的】
近年のデジタル技術の進歩と市場動向の変化により、自動車業界においても販売形態や仕組みが大きく変化している。このような環境変化を受けて両社では、共同でデジタル技術を活用した次世代型車両販売を実現させることを目指し、今回の協力体制構築に至ったとのことだ。
【両社のシナジー】
双日は、自動車関連分野において、ラグジュアリーカーやプレミアムカーの販売事業を推進、拡大するとともに、IoTやAIなどの先進デジタル技術を取り入れた機能強化に取り組んでいる。
今後について両社では、双日の持つ知見やノウハウと、マセラティのイタリアブランドならではの個性を掛け合わせることで、日本国内の自動車業界に新たな風を吹き込みたいとしている。