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2020年10月18日【テクノロジー】

GRヤリス「グッドウッド・スピードウィーク」で走行を披露

NEXT MOBILITY編集部

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TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、英国・グッドウッド モーターサーキットで10月16日(金)~18日(日)に開催された「グッドウッド・スピードウィーク」において、GRヤリスとGRスープラの走行を披露し、その様子を公開した。

 

 

毎年7月頃に行われ、世界各国から多くのモータースポーツファン、新旧の名車、トップドライバーが集まるモータースポーツの祭典として知られている「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で来年以降に延期となっていた。今年は、「グッドウッド スピードウィーク」として無観客イベントが開催されることとなり、その模様がオンラインで公開された。TGRでは、2009年にGFoSに参加し、以降はこの自動車文化を支える、伝統的なイベントに毎年参加している。

 

10月16日(金)から18日(日)にわたって開催されたラリーステージでは、新型車GRヤリスが競技開始前にコースを試走するゼロカーとして登場。さらにモーターサーキットの特設ステージで、GRヤリスの走行を披露した。

 

 

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GRヤリスは、TOYOTA GAZOO Racing WRT (World Rally Team)に学んだ「FIA世界ラリー選手権で競争力あるクルマづくり」や、開発初期からプロドライバーによる評価を取り入れたことによって、世界のあらゆる道でも思い通りに操れ「誰もが安心して意のままに運転できる」クルマとして誕生した。

 

マスタードライバーであるモリゾウこと社長の豊田章男の「トヨタのスポーツカーを取り戻したい」という想いのもと、「モータースポーツ用の車両を市販化する」、という逆転の発想で開発したトヨタ自動車初となるモデルだ。今回のドライバーは、GRヤリス開発にも協力した2019年TGR WRTヤリ-マティ・ラトバラとクリス・ミーク、そして、2020年TGR WRTで参戦中のエルフィン・エヴァンスが務めた。

 

その他、昨年のGFoSに引き続きGRスープラの欧州限定の特別限定車も走行を披露した。
イベントは元々、渋い自動車マニアのためのクラシッカーイべントであったが、最近は最新スポーツモデルの披露の場になりつつある。

 

 

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今回のイベントでは、「マスタードライバーのモリゾウ」こと、トヨタ自動車株式会社代表取締役社長 豊田章男が動画で出演。モータースポーツそしてGRヤリス開発への想いと、GRヤリス同乗体験を映像で伝えた。

 

 

■マスタードライバーモリゾウ ビデオメッセージ(抜粋)

 

グッドウッドは、私のようなクルマ好きが集い、クルマを五感で楽しむことができる最高の場所です。
今年は現地に行き、実際にガソリンの匂いを嗅ぐことは叶いませんが、リッチモンド公爵の素晴らしいアイデアで、今年も多くの素晴らしいクルマを見て、エンジンのうなりにも耳を傾けることができました。
私の愛すべきGRヤリスもそのひとつです。
GRヤリスは、競技用のヤリスWRCから作った市販車です。私達がWRCのようなモータースポーツへ参戦するのは、よりダイナミックなクルマづくりについて多くの事を学ぶことができるからです。
私はマスタードライバーとして、TOYOTA GAZOO Racingの仲間であり親愛なるトミ・マキネン氏と一緒に、一からこのGRヤリスの開発に携わってきました。実際のテストドライブにお連れできませんが、映像でこのクルマのフィーリングをお楽しみいただけると幸いです。

 

 

■グッドウッド・スピードウィーク:https://www.goodwood.com/motorsport/goodwood-speedweek/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。