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2022年10月5日【シェアリング】

WHILL、Model Sで茨城県笠間市の移動弱者を支援へ

坂上 賢治

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笠間市で歩道を走れるスクーター「WHILL Model S」のシェアリング実証実験が開始

 

昨月の13日、歩道を走れるスクーターと銘打ち「Model S」を発表したWHILLは10月8日から茨城県笠間市で同車両を使ったシェアリングの実証実験を開始すると10月5日に発表した。( 坂上 賢治 )

 

これは同市で運用されているシェアサイクル「ドコモ・バイクシェア」のプラットフォームを下敷きに、高齢者や長距離の歩行に不安がある層に対して、免許不要で歩道走行できる(道路交通法上歩行者として扱われるため、歩行者としてのルールを守ることで走行可能)移動手段を提供しようとする動きにWHILLが応えたもの。

 

 

そもそも笠間市では、市内の二次交通の補完や回遊性の向上を図るため、シェアサイクル(電動アシスト自転車)を提供しているが、地域の高齢化が進む同市では、近隣の買い物や訪問先に自転車を使う事が難しい層が存在する。

 

「ドコモ・バイクシェア」と初連携し高齢の方も気軽に使える移動手段を提供

 

そこで電動スクータータイプのModel Sの利用により、高齢者を筆頭に運動能力的に自転車を使い難い層に向けた移動手段を提供。地域住民の外出機会創出や、地域観光の活性化を実現させたい意向だ。

 

こうした取り組みについてWHILLは、「今後、実験で得た知見やフィードバックを生かし、移動サービスの実装に向けて取り組んでまいります。

 

 

また、すべての人の移動を楽しくスマートにする事をミッションに、様々な地域や場所でWHILLの車両を気軽に使って頂く機会を増やし、誰でも疲れることなく外出を楽しめる世界を創っていくために他エリアでの実施に向けても積極的に検討して参ります」と語っている。

 

実証実験の概要
期間:2022年10月8日(土)〜11月7日(月)
ポート場所:笠間駅、笠間芸術の森公園(笠間工芸の丘)、ギャラリーロード、あそびの杜
利用方法:
1、専用アプリを利用してレンタル。会員登録が必要。
2、1日利用券(ICカード)を窓口で購入し、利用。
いずれかを通じてサイクルポートより、Model Sの利用・返却が可能。
料金:最初の60分まで300円 以降30分ごと100円 当日上限1,500円 ※1日利用券(ICカード)での利用は最長2時間まで
利用機体:歩道を走れるスクーター「WHILL Model S」

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。