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2018年8月15日【シェアリング】

小田急とヴァル研、自動運転バスのMaaSトライアル実施

NEXT MOBILITY編集部

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小田急電鉄とヴァル研究所は、2018年9月6日(木)から9月16日(日)まで 神奈川県、小田急電鉄、江ノ島電鉄が実施する自動運転バスの実証実験にあわせて、MaaS (Mobility as a Service、マース)のトライアルを実施することを8月14日に発表した。

 

両社は連携して、ヤフーが提供するスマートフォンアプリ「Yahoo!乗換案内」において、2018年8月14日(火)から9月16日(日)までの期間限定で、小田急電鉄等が実証実験を行う自動運転バス(詳細は下記参照)の臨時バス停である「小田急ヨットクラブ」を設置。

自動運転バスのルート検索・乗車予約へのリンクなどの サービスを提供する。

 

ちなみに、MaaSとは、移動のサービス化を意味する言葉。例えば、A地点からB地点まで移動するにあたり、様々な交通手段を活用し最適な移動方法を提案するものだ。

 

カーシェアやライドシェア等もこれに当たるが、今回の実験では、スマートフォンアプリを活用した効率的で最適な移動手段の提案を実証する。

 

そのため、同アプリ内には、ほかにも小田急線藤沢駅および片瀬江ノ島駅の駅情報に駅構内図を追加し、バリアフリー経路の案内などを行うほか、江の島周辺の駅やバス停を目的地としたルート検索結果画面には江の島周辺の話題のカフェ情報も掲載し、顧客の移動や飲食に役立つ情報を一括して提供する予定だ。

 

 

 MaaS実証実験の詳細

 

1 、実施期間

  2018年8月14日(火)~9月16日(日)

 

2、サービス内容

スマートフォンアプリ「Yahoo!乗換案内」で、移動に関する様々なサービスを一括して提供する。

 

・セーリング会場近くに臨時バス停「小田急ヨットクラブ/江ノ電バス自動運転」を追加

・自動運転バスのルート検索・乗車予約機能の追加

・江の島周辺を目的地としたルート検索結果に周辺のカフェ情報を掲載

・小田急線の片瀬江ノ島駅と藤沢駅の「駅情報」に駅構内図を追加

 

 

3、 自動運転バス予約方法

 自動運転バスへの乗車は、8月14日(火)から事前予約制・先着順にて応募を受け付ける(募集人数450名程度、無料)。

 

 

【Yahoo!乗換案内からの予約】

スマートフォンアプリ「Yahoo!乗換案内」において、一般モニターの試乗日である9月11日(火)~9月16日(日)に日付指定をし、「小田急ヨットクラブ/江ノ電バス自動運転」を目的地に設定すると、ルートが表示される。

「バス予約サイトへ」のボタンをタップし、 予約サイトから予約する

 

 

 

【予約サイトから直接予約】

   下記URLの予約サイトから直接予約する

https://buscatch.jp/dtod/enoshima.php

 

 

【参考1】サービス内容の詳細

1.臨時バス停「小田急ヨットクラブ/江ノ電バス自動運転」を追加

 

2.自動運転バスの乗車予約機能の追加

 

3.江の島周辺の話題のカフェ情報掲載

 

 4.片瀬江ノ島駅と藤沢駅の「駅情報」に駅構内図を追加

 

 

 

【参考2】江の島周辺公道における自動運転バスの実証実験について

神奈川県が取り組む「ロボット共生社会推進事業」の推進と、小田急グループにおけるバスの自 動運転の検証のため、2018年9月6日(木)から16日(日)まで、小田急電鉄と江ノ島電鉄 が神奈川県と連携し実施するもの。

 

セーリングワールドカップシリーズ江の島大会の開催にあわせて、一般モニターを募集し、SB ドライブの協力のもと、江ノ電バスの運行区間を一部延長し、「江ノ島海岸バス停」~「小田急ヨットクラブ」間を実験車両がレベル3(※)相当で運転。

 

一般車両や自転車、歩行者が行き交う環境での自動運転バスの走行検証及び自動運転 バスの実用化に向けたサービス面の検証を行う。

 

※レベル3とは、限定条件の下で、システムが全ての運転タスクを実施し、システムが要請時にドライバーが対応するもの

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。