WILLERとKDDIによって始動したCommunity Mobility( コミュニティモビリティ )は9月11日、羽島市で相乗りオンデマンドのAIシェアリング・モビリティサービス「 mobi 」を来たる10月1日から提供する。
mobiは、生活圏内の移動で徒歩・自転車・マイカーに代わる新しい共有交通と銘打ち、既に室蘭市、大館市、豊島区、名古屋市千種区、大阪市北区/福島区、京丹後市、奈良市、明和町、三豊市、今治市、琴平町、松野町などで多角的に展開してきた。
そんなmobiのサービスのポイントは、(1)アプリや電話で簡単に呼ぶことができ、AIルーティングにより、利用者の予約状況や道路状況を考慮し、最適なルートで相乗りしながら目的地まで効率よく移動する。(2)人気が高いサブスクプラン「定額乗り放題プラン」は、30日間6,000円で、かつ定額プラン加入者の小学生以下の家族であれば30日間1,000円で利用が可能だ。
(3)利用回数が少ない利用者には、30日間2,300円(5回乗車可)と30日間3,600円(8回乗車可)の「回数券プラン」や、1乗車500円(小学生は250円)の「ワンタイムプラン」など、ライフスタイルに合わせてプラン選択が可能。(4)乗降場所は、サービス開始時点で254ヵ所あり、対象地域の利用者が使い易いよう乗降場所の追加・変更リクエストを可能にしているなどがある。
なお実際のmobiの利用にあたって、基本的(原則的)にはスマートフォン・アブリを使用する活用スタイルが主となる。より具体的には、iPhoneアプリ、androidアプリのいずれかをダウンロードして乗車時に使う形だ。
今回提供が決まった羽島市は、人口約6万7千人の街であり、新幹線や鉄道、路線バス、コミュニティバス、タクシーなど様々な公共交通が整備されている。一方で、マイカー依存が恒常化しているという課題がある。
そこで、暮らしを便利にする公共交通の実現を図り、移動総量の増加と地域活性化を目指すべくオンデマンド交通を導入し、子育て世代や学生、高齢者などあらゆる世代へ向けて利用促進を働き掛け、地域のニーズを叶える移動サービスとしての有効を検証する。
今回の羽島市に於けるmobiサービスの提供では、運行は岐阜羽島バス・タクシーとスイトトラベルが行い、アプリサービスはコミュニティモビリティが提供する。また岐阜羽島バス・タクシーとスイトトラベル株は、道路運送法21条の許可のもと運行し乗合運送許可期限は2024年9月30日までとなっている。
サービスの内容は以下の通り
・サービス提供エリア:羽島市エリア
・サービス提供期間:2023年10月1日(日)~2024年9月30日(月)
・サービス提供時間:8:00~20:00
・車両:お客様6名乗車可のワンボックス車両
料金は以下の通り
●定額乗り放題プラン(30日毎に更新)
6,000円/30日
※定額乗り放題プランにご加入いただくと、小学生以下のご家族は1,000円/30日でご加入いただけます。
● 回数券プラン(30日毎に更新)
利用回数5回なら2,300円/30日、8回なら3,600円/30日。
※余った分は、翌30日間繰り越しが可能です。
●ワンタイムプラン
1回乗車毎に、大人(中学生以上)500円、子ども(小学生)250円。
※幼児(未就学児)は、大人1人または子ども1人につき2人まで無料で、3人目からは子ども料金がかかります。
●利用方法:アプリまたは電話(mobiカスタマーサポート:050-2018-0107、営業時間:10:00~19:00)
●決済方法:定額乗り放題プラン:クレジットカード、銀行振込、口座振替。回数券プラン:クレジットカード。ワンタイムプラン:クレジットカード、現金。