京浜急行電鉄(以下、京急電鉄)とタイムズ24は、12月3日、沿線価値向上および三浦半島の活性化を目的に鉄道とカーシェアリングを組み合わせた移動手段として「レール&カーシェア」サービスを開始すると発表した。
今回開始する「レール&カーシェア」サービスは、「PASMO」で京急線の指定駅を利用した顧客が、指定駅付近のタイムズカープラス(カーシェアリング)を利用した場合、その利用料金を優待するサービス。
加えて、タイムズカープラスで京急電鉄が運営する施設や三浦半島の観光名所を訪れると、タイムズカープラスで次回以降に利用できる電子優待券「プラスeチケット」を付与する、「ドライブチェックイン」サービスも同時に開始する。
京急電鉄では、新たな三浦半島の過ごし方の提案として、2017年4月にサービスを開始した「みうらレンタサイクル」や、2017年10月からは「みさきまぐろきっぷ」のリニューアルにあわせて2階建てオープントップバス「KEIKYU OPEN TOP BUS」の運行を開始している。
また、タイムズ24は、駅や空港などの交通結節点の周辺へタイムズカープラス車両を配備し、観光地への移動手段としても利用できるような環境整備を推進。現在、全国47都道府県に約1万2000ステーション、約2万3000台を提供し100万名を超える会員が利用している。
そして、同社はそれらの中で、京急電鉄が保有する駅周辺駐車場についても、従来からタイムズカープラス車両を配備してきたが、今回の「レール&カーシェア」サービス開始に合わせ、今までの6駅16台から14駅29台へと規模を拡大する。
両社はこれらの取り組みにより、今後も来訪者の回遊性を高め、沿線価値向上および三浦半島の活性化を推進していく方針だ。
【参考資料】
■京急レール&カーシェア対象ステーション(https://plus.timescar.jp/randc/keikyu/)
■ドライブチェックイン対象施設 (https://plus.timescar.jp/campaign/keikyu201812/)
■タイムズカープラス利用方法
1.携帯電話やパソコンなどで予約をしてカーシェアリングステーションへ
2.リアガラス等にあるカード読み取り部分に会員カードをかざし、車両のドアロックを解除
3.助手席の前のグローブボックス内にあるキーボックスから、クルマのキーを取り出す
4.通常のクルマと同じ操作方法で運転。返却は借りたカーシェアリングステーションへ
■タイムズカープラス料金体系
■タイムズカープラス利用料金優待方法
1. 指定駅までPASMOを用いて京急線で移動し、自動改札機をPASMOで出場
2. 対象のタイムズカープラス車両にて、「レール&カーシェア」優待手続きを実行
①通常と同じようにタイムズカープラス会員カードで個人認証し、エンジンを始動
②カーナビのTimesCarPLUSメニューから、「レール&カーシェア優待」を選択
③メッセージ確認後、車両カードリーダーに対象駅出場時に使用したPASMOをタッチする
④PASMOに対象駅を出場した当日の履歴があれば、自動的に優待料金へ変更される
■タイムズカープラス「ドライブチェックイン」利用方法