ヤマハ発動機は6月19日、原付二種クラスの実証実験用電動スクーター「E01 (イーゼロワン)」をリースし、その市場受容性の調査などを行う第3期実証実験を、降雪地域(※1)を除く日本各地で実施すると発表した。
リース期間は9月の車両受け取りから3カ月間。取次窓口はヤマハスポーツバイク専門店「YSP」となる。リース料は月額2万円(税込み)。
ヤマハ発動機では、同様の実証実証を過去にも2度実施してきたが、その際、募集に対して多くの応募があったことから、今回の追加実施を決定。異なる季節や様々な時期・場面での利用を通じて、原付二種クラスEVの市場受容性を、より深く探っていく。なお、今後も同様の実証実験を実施する予定であると云う。
<実証実験の概要>
– 受取期間:2023年9月1日(金)~9月30日(土)
– 利用期間:車両受取日から3カ月間
– 車両:E01(イーゼロワン)
– 実施エリア:降雪地域を除く全国各地
– 貸出窓口:全国のYSP(ヤマハスポーツバイク専門店)(※1)
– リース台数:75台
– リース料:月額20,000円(税込み)
– 応募について:
・応募期間:2023年6月23日(金)~7月2日(日)
・参加条件:満20歳以上で小型限定普通二輪免許(AT限定含む)以上の二輪免許保有、応募者名義のクレジットカード保有する人で、3カ月間の継続利用、利用開始後のアンケートへの回答ができる人。
※YSP旭川、YSP帯広、YSP札幌西、YSP青森、YSP八戸、YSP福島、YSP長野中央、YSP富山では、降雪を考慮し今回の実証実験は実施しないため、貸出対象外。
[E01の概要]
原付二種クラススクーターとしての実用性を追求した、都市間の移動に適した走行性能を備えるモデル。
<主要諸元>
– 乗車定員:2名
– 必要免許:小型限定普通二輪免許(AT限定含む)以上
– 寸法:1,930mm×740mm×1,230mm
– シート高:755mm
– 重量:158kg(バッテリー装着)
– 定格出力:0.98kW
– 最高出力:8.1kW/5,000r/min
– 最大トルク:30N・m/1,950r/min
– 原動機種類:交流同期電動機
– バッテリー種類/型式:リチウムイオン電池/ESB5
– 1充電走行距離:104㎞(60㎞/h定地走行テスト値)
– 充電時間:約1時間(急速充電)*/約5時間(普通充電)/約14時間(ポータブル充電)
※残量0%→90%の充電時間。バッテリー保護のため、残量90%で充電が停止される。
ヤマハ発動機は、「グループ環境計画2050」で2050年までに“スコープ3(主に製品使用時など)”でのCO2排出量を2010年比で90%削減する目標を掲げており、今回の実証実験(※)は、その達成に向けた取り組みの一環であるとしている。
*タイトル写真:海外仕様。日本仕様とは一部異なる。