ボルボ・カー・ジャパンは、首都圏にある直営7店舗の新車納車前整備と板金塗装を含む重整備を集中的に取り扱う「埼玉サービスセンター(以下埼玉SC)」を、埼玉県川島町に開設し、その開所式を6月22日に行った。
埼玉SCでは、新車、中古車の納車前整備、板金修理等で年間5,000台以上の入庫を予定していると云う。
埼玉SCは、圏央道川島ICから約1.5キロ、クルマで約5分の距離に位置し、敷地面積約4,300㎡。
延べ床面積約7,000㎡の3階建て建屋の1階半分を、納車前整備エリアとして、また残り半分を、車両板金塗装エリアとして利用。整備エリアには、埋め込み式のリフト8台をはじめ、最新の4輪アライメントテスターやホィールバランス測定器に加え、重整備対応のための最新のフレーム修正機が、また板金塗装エリアには、大型の塗装ブース2基と簡易ブース1基が備えられている。
2階は、会議や研修を行う多目的スペースに加え、ボディーコーティングなどの作業を行うコーナー、認定中古車撮影スペースとし、2階の残りおよび3階、屋上を駐車場とすることで、260台分の駐車スペースを確保。新車車両の保管場所として、最新の駐車位置管理システムも導入し、豊橋と藤沢に分散されていた新車在庫を一元管理することで、大幅な物流の効率化を図る。
また、各階は将来の電動化車両にも対応する大型の車両エレベーター2基により結ばれる。
ボルボ・カー・ジャパンは、直営各拠点の新車整備や認定中古車の商品化、板金塗装を含む重整備を埼玉SCに集約することで、店舗メカニックやサービス担当者の負担を軽減。店舗での顧客対応をより丁寧にすることで、顧客満足度向上に繋げるとしている。
加えて、車両の電動化に向けバッテリー交換等の整備作業を集中させることで、ノウハウを蓄積。電動化におけるサービスの中心拠点としての役割も期待できるとしている。