ドイツに本社をおくテュフ ラインランド グループの日本法人で、担当省庁の許可・指定により国内向けの評価サービスを展開しているテュフ ラインランド ジャパンは、2017年12月1日にマツダの「初代ロードスター(NAロードスター)のレストアサービス」とそれを行う工場に対し、第三者認証機関として世界初(*同社調べ)のクラシックカーガレージ認証を発行したことを、1月11日、発表した。
マツダの「NAロードスターのレストアサービス」は、「NAロードスター」のオーナから車両を預かり、マツダ本社内の工場でオリジナルに近い状態にクルマをリフレッシュするもの。
クラシックカーガレージ認証は、同サービス・工場が、同認証において定める基準をクリアし、確かなプロセス・環境で、高い品質レベルのレストア作業が実施できることを証明するものだと云う。
日本でも近年、投資という観点からだけではなく、気に入った車を末永く乗る、古きものへのこだわりなど、クラシックカーの人気が高まっていると、同社では見ている。
そんなクラッシクカーの購入時、あるいは保険契約の際に、その車両が、安全にレストア・修理・整備されているかは重要な要素である。
つまり、クラシックカーをレストア・修理・整備に出す工場が、中立的な第三者認証機関による監査・認証を受けた信頼のおけるクラシックカーガレージであることは、カーオーナーにとって、大きな安心になる。
クラシックカーガレージ認証は、そんなクラシックカーのレストア・修理・整備などを行う工場に対して行われる。
具体的には、レストア・修理・整備の技術、品質、機器・設備に加え、工場の運営・管理、法令遵守、顧客対応など、11カテゴリー150項目以上の基準に基づき監査を実施し、市場価値の維持、高いレベルで修理やレストアがされているかを評価ししているとのことだ。
また、テュフ ラインランドの本社があるドイツでは、先端的な自動車を重視するとともに、クラシックカーを工業的な遺産として、大切に扱う文化があると云う。
同社は、その考えを取り入れ、幅広くクラシックカーガレージ認証の普及を進めていきたいとしている。
マツダ初代ロードスターレストアサービス:http://www.mazda.co.jp/carlife/restore
テュフ ラインランド ジャパン:https://www.tuv.com/japan/jp/