スズキは11月27日、タイ国内における二輪車の販売事業を再編し、二輪車の生産・販売を行う子会社「タイスズキモーター社(タイスズキ社)」の販売事業を、新たに設立する販売代理店へ12月に移管する。
スズキでは現在、タイ国内の二輪事業において、生産と北部エリアの販売をタイスズキ社が、南部エリアの販売を現地販売代理店であるBANスズキ社が担当しているが、今回、BANスズキ社とタイスズキ社が出資する新たな販売代理店「スズキモトセールスタイランド社(SMCT社)」を設立し、タイスズキ社が直接担当していた北部エリアの販売事業を移管。
より現地に根ざした販売ノウハウや販売ローンなど、BANスズキ社が持つ強みを活かした二輪車の販売活動をタイ全土で展開できる体制に移行することで、二輪車の販売力強化を図る。
タイスズキ社については、生産および完成車の輸出業務に専念することで、二輪事業の収益改善を進めていくとしている。
[会社概要]
<SMCT社(新販売代理店)>
– 社名:スズキモトセールスタイランド社
(Suzuki Motosales Corporation (Thailand) Co., Ltd)
– 本社所在地:ソンクラー県ハジャイ郡
– 資本金:3,000万バーツ(出資比率:BANスズキ社70%、タイスズキ社30%)
– 社長:アカリン・タンタヴィシット(Akkarin Tangthaweesit)
– 事業内容:二輪車の販売。
<タイスズキ社>
– 社名:タイスズキモーター社(Thai Suzuki Motor Co.,Ltd)
– 本社所在地:パトゥムタニ県タンヤブリ市
– 資本金:6億735万バーツ(出資比率:スズキ株式会社97.5%、BANスズキ社2.5%)
– 社長:蓮井真二
– 事業内容:二輪車の生産、輸出。船外機の生産、輸出、販売