日産自動車(以下、日産)は、4月26日、GTアソシエイションが運営するレース「SUPER GTシリーズ」のファースト・レスキュー・オペレーション(FRO)車両として、「パトロールNISMO」を提供すること発表。
これに伴い、5月4日に開催されるSUPER GT第2戦の決勝レースが行われる富士スピードウェイにおいて、贈呈式が行われる。
FRO車両とは、レース中にアクシデントが発生した際に、ドライバー、ドクター、レスキュースタッフが乗車し、迅速に救助活動を行うことを目的としたレスキュー車両のことだ。
今回、同社が提供する「パトロールNISMO」は、海外専用モデルのフルサイズSUVであるパトロールがベース。
日産が60年以上にわたって世界の過酷なレースで戦い、勝利を収めてきた経験と知識を基に、高度なレーシングテクノロジーを搭載した高性能「NISMOロードカー」シリーズの1モデルだ。
日産のレース用部品の開発販売やレース活動などを行うNISMOがチューニングを施した同車両は、5.6L V型8気筒ガソリンエンジンを搭載。最高出力428ps、最大トルク560Nmという圧倒的な出力と、その大柄なボディからは想像のつかない俊敏なハンドリングを併せ持つ究極のパフォーマンスSUVだ。
これにより、同車両は今後、いままでSUPER GTでFRO車両を努めてきた「スカイラインクロスオーバー」からバトンを引き継ぎ、同レースの活動を支えていくことになる。