日産自動車は4月6日、日産独自の電動パワートレイン「e-POWER(イー・パワー)」の国内販売累計が、3月末に50万台を突破したと発表した。
ガソリンエンジンで発電してモーターで走行する「e-POWER」は、“電気自動車のまったく新しいかたち”をキャッチフレーズに、2016年11月、コンパクトカーの「ノート」へ初搭載。ノートは以降、100%モーター駆動車ならではの加速や、静粛性の高さ、アクセルペダルのみで加減速の調整ができるワンペダル感覚などが評価され、2018年の上半期、暦年および年度において登録車第一位を獲得した。
その後日産は、この「e-POWER」を、2018年3月にミニバンの「セレナ」に、昨年6月に新型SUVの「キックス」に、そして同年12月には大幅進化させた第2世代目を新型「ノート」に搭載。3月末を以て、これら搭載モデルの国内累計販売台数が50万3,787台(*1)となった。
事業活動を含むクルマのライフサイクル全体(*2)において、2050年までにカーボンニュートラルを実現すべく、2030年代早期、日本を含む主要市場へ投入する新型車全てを電動車両とすることを目指す日産は、この「e-POWER」を、電気自動車(EV)と並ぶ同社の電動化技術の要と位置付け、今後もラインナップを拡大していくとしている。
*1:2021年3月末時点(日産調べ)。
*2:クルマのライフサイクルには、原材料の採掘から、生産、クルマの使用、使用済み自動車のリサイクルや再利用までを含む。
■(日産)新型ノートe-POWER:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note.html
■(日産)セレナ e-POWER:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena.html
■(日産)キックス e-POWER:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/kicks.html