ステランティスは5月31日、現在同グループのFCAジャパン代表取締役社長を務めるポンタス・ヘグストロム(Pontus Häggström)氏が2021年7月1日付でGroupe PSA Japanの代表取締役社長に就任すると発表した。
ヘグストロム氏は現職のFCAジャパン代表取締役社長と兼務となり、ステランティスの日本における2子会社を統括することになる。
また、現Groupe PSA Japan株式会社代表取締役社長の木村隆之氏は、ルカ・デルフィノ氏に代わり、Maserati S.p.A.のアジア パシフィック リージョンのマネージングダイレクターに就任するとのことだ。
今回の任命について、ステランティスでインド アジア パシフィック (IAP) リージョンのセールス・マーケティング・オペレーションを統括する上級副社長(SVP)であるウィリアム・ヘイズ氏は次のようにコメントしている。
「自動車業界において確固たる実績を誇るベテラン・プロフェッショナルであるポンタス・ヘグストロム氏が、IAPリージョンで最大の市場である日本を統括することを大変嬉しく思います。そして、木村隆之氏が、歴史あるMaseratiブランドをさらなる成功に導いてくれることも確信しています。お二人の貢献により、日本においても、アジア パシフィック全体においても、ステランティスは成長と成功を続けることでしょう」
ヘグストロム氏はボルボ、サーブ、ゼネラルモーターズ等ほぼ30年にわたり一貫して自動車産業に関わり、日本において通算20年以上マネジメントを歴任。輸入自動車メーカーCEOとして最長の経歴を持つ。またヘグストロム氏は日本自動車輸入組合(JAIA)の副会長を長年務めるとともに、米国商工会議所(ACCJ)の米国自動車産業部会(AAI)の委員長も務めている。ヘグストロム氏はこれまでに日本に加え8ヵ国での勤務経験があるとのこと。
今回の任命について、ヘグストロム氏は次のように述べている。
「Groupe PSA Japanの個性あるフランスブランドに携わり、ディーラー並びに従業員の皆さまと共に働くことを光栄に思い、心待ちにしています」