三菱ふそうトラック・バス(以下、MFTBC)は6月18日、電気小型トラック「eCanter(イー・キャンター)」の仕様やサービスを疑似体験できるオンラインシミュレーター「FUSOコンフィギュレーター 」を、公式ウェブサイト上に一般公開した。なお、トラック車両のオンラインシミュレーターの提供は、国内商用車メーカーで初(MFTBC調べ)であると云う。
FUSOコンフィギュレーターは、同社が営業向けの商談ツールとして開発し、営業現場で活用している「ソリューションコンフィギュレーター」を、一般公開版として再設計した、eCanterの購入フローをバーチャル体験できるシミュレーター。
従来、直接アクセスする機会が限られていたeCanterの仕様や電気(EV)トラックに必要なサービスに関する情報が気軽に確認できるほか、事業者ごとの形態に即した仕様の検索も可能。車両以外に必要となるサービス(MFTBCのパートナー企業が提供)の情報収集もできるため、特に初めて導入を検討する際に役立つと云う。
<FUSOコンフィギュレーターの特長>
・画面上に表示される車体や架装、車体カラー、サービス等のオプション(*)を選択していくことで、最終的に車両の3Dイメージを表示。想定される走行距離や車両サイズなどを元に、車両を絞り込むことができる。
・EVトラックの導入には、車両だけでなく、充電設備や走行ルート、メンテナンス、各種補助金などその運用をサポートするサービスについても考慮する必要があり、それらが手間になるが、このシステムの選択フローでは、EVトラックを検討する上で必要な要素の取りこぼしがないよう設計されており、また初期検討に於いて、EVトラックに関する理解の促進にも活用可能。
・本格的な検討とさらなる詳細情報を希望する場合には、FUSOコンフィギュレーターでの検討内容を最寄りのFUSOディーラーに送付の上、個々の要望に応じた見積等を依頼できる機能も備えている。
*初期検討への活用を主な目的とするシステムであることから、価格や補助金情報などの一部要素は含まれない。
MFTBCは、「FUSOコンフィギュレーター」の提供を通じて、今後もEVトラックのフロントランナーとして、顧客のEVシフトをソフト・ハードの両面でサポートしていくとしている。