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2021年5月28日【自動車販売】

三菱ふそう、小型トラック・キャンターが豪州で販売50周年

NEXT MOBILITY編集部

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1989年に豪州に導入された「キャンター」の4×4モデル。

 

 

三菱ふそうトラック・バス(以下、MFTBC)は5月28日、小型トラック「キャンター」が、オーストラリア(以下、豪州)で発売50周年を迎えたことを発表した。

 

発売開始から50年を経て、販売実績が7万2,700台以上となった「キャンター」は、豪州で小型トラックの代表的なモデルとなっていると云う。

三菱ふそう・ロゴ

国内向けの2トン積み小型トラックT720型に端を発し、“優雅で軽快な馬の足取り”をイメージした名称が与えられられた「キャンター」は、1963年3月に誕生。その販売地域は、60年代から、豪州をはじめ、インドネシア、台湾、ペルーなど、世界各地に拡大された。

 

そして昨年、豪州において、小型セグメントで18.4%のシェアを記録。また、FUSOブランドとしてキャンターとeCanterのみを販売する欧州で、10トン以下のトラックにおいて26%のシェアを達成した。

 

豪州でのキャンター販売開始は1971年。当時、同国市場では、車両総重量3.5トン/95馬力のモデルが販売された。また、発売から6年が経過した1989年には、ワイドキャブのモデルをラインアップに追加。その後、1989年には4×4モデルが導入され、頑丈さと敏しょう性を兼ね備えたモデルとして、ニューサウスウェールズ州消防局等で活用されたと云う。

 

 

現行の豪州向け「キャンター」の4×4モデル。

現行の豪州向け「キャンター」の4×4モデル。

 

 

豪州向けの現行モデルは、3.5トンから8.5トンまでの幅広い車両総重量と、現地での架装メーカーによる様々なボディ構成をラインアップに備え、衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)、車両安定性制御装置(ESP)、車両逸脱警報装置(LDWS)などの最新の先進安全装置も標準装備。全てがMFTBCの川崎工場から完成車として輸出され、ダイムラー・トラック・アンド・バス・オーストラリア(本社:オーストラリア・ビクトリア州)が卸売・販売事業を統括している。

 

またMFTBCは今年3月、豪州市場に電気小型トラックの「eCanter」を投入することを発表。豪州において、キャンターは新たなステージを迎えることとなった。

 

 

電気小型トラック「eCanter」。

電気小型トラック「eCanter」。

 

 

※タイトル画像:1989年に豪州に導入された「キャンター」の4×4モデル。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。