メルカリは、6月13日、同社が運営する同名フリマアプリにおいて、自動車の購入者に対する保証制度「メルカリあんしん自動車保証」及び、自動車の出品手続きが簡略化できる「車検証2次元コード出品」機能を、アプリ内の自動車本体カテゴリー商品を対象に導入することを発表した。
2013年7月にサービスを開始したメルカリは、アプリ上で個人間の中古品売買ができるマーケットプレイス。現在月間利用者数は約1300万人、累計出品数は11億品を超えており、自動車車体の取り扱いについても2016年5月より開始している。
今回の新制度や新機能を導入した背景を同社では、顧客アンケート調査の結果がきっかけになったという。より具体的には、
購入経験者の約40%の顧客より「取引後の車両の保証が欲しい」、
約35%の顧客からは「陸送や名義変更等の事務手続きサポートが欲しい」
との意見が出されたこと。また、
出品経験者の約30%の顧客からは特に「出品をもっと簡単にしてほしい」
との声が寄せられたことなどを挙げている。
そして、これらを受けて今回追加されたのが「メルカリあんしん自動車保証」と「車検証2次元コード出品」機能。これらは、主に以下のような特徴を有している。
1.「メルカリあんしん自動車保証」
出品時に特定の条件を満たす車両に関しては、「メルカリあんしん自動車保証」の対象となる。
本保証対象の自動車を購入した顧客は、「メルカリ」での取引完了後、3ヶ月間「走る・曲がる・止まる」に関わる自動車修理を無料で受けることができる。
■主な保証対象車両の出品時条件
・国産車である
・年式が10年以内である
・走行距離が10万km以内である
・車検証が有効期限内である
・出品者による車両の動作チェック済みである
2.「車検証2次元コード出品」機能
車検証の2次元コード(以下QRコード)にスマートフォンのカメラをかざすだけで、メーカー名や車種・車検証の期限などの商品情報が自動入力されるため、手間なくかんたんに出品することが可能となる機能。
■「車検証2次元コード出品」の使いかた
1. 「メルカリ」内で出品画面を起動
2. 自動車・オートバイ> 自動車本体> 国内自動車本体または外国自動車本体のカテゴリーを選択
3. 「車検証のQRコードでかんたん入力」ボタンを押下してカメラを起動
4. 車検証下部のQRコードを読み取る
なお、これら新サービスは、まずiOSから先行導入し、Androidに関しては順次導入していく予定だ。
●参考サイト
【iOS版新機能のお知らせ】メルカリで自動車の出品や購入が「あんしん・あんぜん・手間なく」できるようになりました
https://jp-news.mercari.com/2019/06/13/car-update/