経済産業省は6月21日、5月末で申請受付を終了した「電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池自動車(FCV)と、外部給電器・V2H充放電設備を同時に購入する個人を補助する補正事業」について、申請額を精査した結果、予算額に達しなかったため、7月1日から追加申請を行うと発表した。
また併せて、環境省が連携して行う「再エネ100%電力調達すること等を前提に、EV、PHV、FCVを購入する個人や中小企業、地方公共団体等を補助する事業」の申請受付期限を、9月30日から最大12月28日まで延長することを発表した。
[補助金の概要]
経産省では、令和2年度第3次補正予算において、環境省と連携し、電気自動車・燃料電池自動車等の普及拡大を、「外部給電器・V2H充放電設備」、「再エネ100%電力」の導入とセットで支援している。
経産省の補正事業では、「電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池自動車」と「外部給電器・V2H充放電設備」を同時に購入する個人を補助。その申請受付を5月31日(月曜日)に終了した。しかし、申請受付終了日までの申請額を精査した結果、申請額が予算額に達していなかっため、7月1日(木曜日)から追加申請を行うこととした。
また、環境省が連携して行う「再エネ100%電力調達」すること等を前提に「電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池自動車」を購入する、個人、民間事業者(中小企業)及び地方公共団体等への補助事業について、9月30日(木曜日)の申請受付期限を最大で12月28日(火曜日)に延長する。
なお、申請要件や期限の詳細や、申請方法等については、当該補助金の事務局HP<http://www.cev-pc.or.jp/hojo/r02hosei-cev.html>で確認できる。
[経産省補正事業の追加申請補助の要件・対象等]
(1)7月1日(木曜日)から追加申請の受付を開始する。
経済産業省補正事業の申請要件である車両と外部給電器・V2H充放電設備の同時購入やアンケート調査への参画等要件の変更はない。
(2)追加申請の対象車両は、車両登録・届出日が4月1日(木曜日)以降となる。
申請の提出期限は、以下の通り。なお、車両登録・届出日によって異なること、申請受付は先着順であることに注意。
・車両登録・届出日が4月1日(木曜日)~6月30日(水曜日)の場合、8月31日(火曜日)。
・車両登録・届出日が7月1日(木曜日)以降の場合、原則、車両の登録・届出日から1か月以内。
(3)追加申請の受付終了は、9月30日(木曜日)が目安となる。
申請受付累計額を元に、定期的に予算残高の目安を示していくが、申請受付は、予算額に達した前日を以て終了となる。
受付は先着順。9月30日(木曜日)以前に予算額に達した場合は、終了時期が前倒しとなる。また、7月以降の申請受付状況によっては、申請受付終了時期が延長となる可能性もある。
(4)事務局が受領した申請累計額を元にした予算残高は、現在約10億円。
[環境省補正事業の申請期限]
(1)申請要件や原則、車両の登録・届出日から1か月以内の申請期限等の変更はない。環境省補正事業全体の申請期限を12月28日(火曜日)まで延長する。
但し、再エネ100%電力調達と車両の導入と併せて、外部給電器・V2H充放電設備の申請も行う場合は、10月29日(金曜日)が申請期限となる。
(2)経済産業省補正事業と同様に、定期的に申請受付累計額を元に、予算残高の目安をお示ししていくが、申請受付は予算額に達した前日に終了となる。
受付は先着順。12月28日(火曜日)以前に予算額に達した場合は、終了時期が前倒しとなる。
(3)事務局が受領した申請累計額を元にした予算残高は、現在約47億円。
[担当]
■「充放電設備/外部給電器」とセットの場合
経済産業省
製造産業局自動車課長 吉村/担当者:小林、服部
電話:
・03-3501-1511(内線 3875)
・03-3501-6734(直通)
・03‐3501-6691(FAX)
■「再エネ100%電力調達」要件とセットの場合
環境省
水・大気環境局 自動車環境対策課長 小森/担当者:河田、菊地
電話:
・03-5521-8302
・03-3593-1049(FAX)