駐車場シェアサービス「軒先パーキング」を運営する軒先と西部ガスホールディングスは11月22日、交通渋滞や駐車場不足などの社会課題解決に貢献するために業務提携し、同日から北部九州エリアを中心に、駐車場シェアリングサービス「西部ガスのシェア車庫」の提供を開始した。
この専用サイトは、軒先が運営する「軒先パーキング」のシステムを西部ガスホールディングスにOEM提供して西部ガスブランドのプラットフォームとして開設するもの。
そんな軒先は、同社を立ちあげた西浦明子社長がソニー時代の海外勤務などを経て2009年に起業した。起業当初は、雑貨の輸入販売を行うべく、まずはリアルなトライアル店舗からのスタートを目指したのだが、その際にリアル店舗を開くことに係る課題に直面した経験から、パイロット店を開きたい起業家と、店舗スペースを貸したいオーナーを繋ぐシステムづくりとして着手したのがひとつの切っ掛けとなった。
そして現在、軒先は地域企業や地方自治体との連携を介して駐車場不足を解消し、地方活性化への貢献を目指している。対して協業する西部ガスグループは、西部ガスグループ中期経営計画「Next 2024」で地域社会を支える価値の共創を掲げ、社会や暮らしの多様なニーズに寄り添ったサービスの拡充、創出に取り組んでいる。
今回は上記2社の連携によって、自宅の駐車場、飲食店・商業施設などの使われていない時間帯の駐車場および遊休地などの空きスペースを貸し出したい土地のオーナーと、イベント・観光・ショッピングなどで、確実に駐車場を借りたいドライバーを結びつける、西部ガスブランドによる駐車場マッチングサービスが提供されるようにした。
駐車場オーナーは、空きスペースの登録にあたり、初期費用や月々の管理費が掛からない他、登録作業も簡単で1日単位から貸し出しできるため、空きスペースの有効活用が可能になる。
またドライバーは駐車場を事前に予約することで、利用日に駐車場を探す手間が省けると共に、一般的なコインパーキングと比べ、比較的安価に駐車場が利用できるようになるとしている。
サービス概要は以下の通り
・サービス名:西部ガスのシェア車庫
・URL:https://share-shako.nokisaki.com(2024年11月22日より公開)
利用方法
・サービス利用には専用サイト(西部ガスのシェア車庫)から会員登録を行う。
・駐車場オーナーは、会員登録後に駐車場情報の登録を行う。
・ドライバーは専用サイトから駐車場を検索し決済方法を選択した上で予約する。