NEXT MOBILITY

MENU

2024年7月19日【新型車】

ロールス・ロイス・モーター・カーズ名古屋の販社拠点刷新

坂上 賢治

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

写真左から、ロールス・ロイス・モーター・カーズ名古屋でゼネラルマネージャーを務める森寿徳氏、ロールス・ロイス・モーター・カーズでアジア太平洋リージョナル・ディレクターを務めるアイリーン・ニッケイン氏、NTPインポートHDで代表取締役社長 を務める小栗 一朗氏、ロールス・ロイス・モーター・カーズでアジア太平洋リージョナル・セールス・マネージャーを務めるサンオク・リー氏

 

ロールス・ロイス・モーター・カーズ正規販売代理店のNTPインポートHDは7月19日、ブランド最新のデザイントレンドを取り入れたショールームを名古屋市千種区で刷新した。同販社拠点は、中部地区の旗艦店として2016年にオープン。今回、ロールス・ロイスが世界各地で展開中の新たなビジュアル・アイデンティティに基づく最新鋭店舗として装いが改められた。

 

 

その建屋は、自然光が差し込むガラス張りの2階建て構造となっており、現代的なエレガンスと洗練さをシームレスに融合したもの。新たな装いにより、来訪顧客の好奇心や想像力を刺激し、妥協のない仕様を発注できるよう対話を促しながら、これまでの感動を超えたブランド体験を提供すると謳っている。

 

デザインコンセプトは、エントランスのドアの設えから始まっている。そこにはロールス・ロイスを象徴するパンテオン・グリルをモチーフに、全てのロールス・ロイス車に輝くスピリット・オブ・エクスタシーが飾られ、独自のラグジュアリー感と職人技を組み合わせて提供するというロールス・ロイス・ブランドの精神性を如実に表現したものとなった。

 

 

ショールームを更に内部へと進むと、ラウンジスペースの「キャビネット・オブ・キュリオシティ( Cabinet of Curiosities )」がある。ここには時代を超越したオブジェやアートワークが折衷的にディスプレイされ、更にショールームの内部へと進んでいくと、ウッドパネル、レザー、刺繍糸、ラムウールやテキスタイルのサンプルなど、ロールスロイスブランドならではの精緻な職人技によって生み出されるエレメントの数々が美しいディスプレイで演出されていた。

 

 

特に色鮮やかなカラーサンプルトとして並べられたエクステリアカラーは壮観で、これと組み合わせるインテリアのレザーサンプルには、こちらもロールス・ロイスを象徴する傘の持ち手をあしらったバーに美しく巻かれている。

 

 

それらはいずれも、ショールームの来訪者に新たなインスピレーションを与えたり、思ってもみなかったアイディアの源泉となったり、自分だけのビスポークモデルづくりを考えるにあたり、具体的に、どのようなクリエイティビティを依頼すれば良いかなど、自らが本当に欲しいクルマはどのようなものか、顧客側がそうした提案の切っ掛けを促すことができるような空間に仕立てられている。

 

また今回、ショールームのオープンに合わせて特別に公開されている車両として、ロールス・ロイスの120年の歴史を祝して120台限定で世界的に展開されたビスポーク・モデル、「ゴースト・プリズム(Ghost Prism)」が佇む。

 

 

それは現代的なデザインの世界観からインスピレーションを受けた「ゴースト・プリズム」で、ダークでニュートラルな色調にかすかな色の刺激を加えるという斬新な手法を取り入れ、現代のラグジュアリーの世界観を明確に表現。

 

深い光沢のある仕上りのガンメタル・グレーのボディに、イエローの大胆なアクセントカラーがバンパー下部のインサート、ブレーキキャリパー、コーチラインに配され、ソリッドなフォルムと明るくスペクトラルな色彩のコントラストに着想を得て、「ゴースト・プリズム」と名付けられたクルマだという。

 

ドアを開いた先に広がるエクステリアには、創業者ヘンリー・ロイス卿のゆかりの地であるウェスト・ウィッタリング・ビーチの美しい色合いにインスパイアされたウィッタリング・ブルーが取り入れられ、鮮やかなマンダリン・カラーのショルダー・ラインが、エレガントかつコンテンポラリーな雰囲気を際立たせた仕様となっていた。

 

 

さて今回、中部圏で逸早く刷新された同ショールームの景観について、ロールス・ロイス・モーター・カーズ アジア太平洋リージョナル・ディレクターのアイリーン・ニッケイン氏 (Irene Nikkein)は、「ロールス・ロイスは、ビスポークへの関心が更に高まっている今日、最新のビジュアル・アイデンティティのショールームを名古屋に開設して、洗練された審美眼を持つ大切なお客様に対して、比類なきラグジュアリー体験をお届けできることを心より嬉しく思います。

 

この新しいショールームは、卓越したクラフツマンシップ、精巧なデザイン、革新性、そしてビスポークの無限の可能性を、自動車という枠を超え、より広いラグジュアリー領域に亘って、お客様へお届けするという私たちのコミットメントを示すものです」と述べた。

 

 

またNTPインポートHDで代表取締役社長を務める小栗 一朗氏は、「日本の中心に位置する名古屋に、最新のビジュアル・アイデンティティを採用した日本最大級のショールームをオープンできたことを嬉しく思います。

 

ロールス・ロイスという最高の車に相応しい最高のおもてなしを、お一人おひとりに合わせて提供することで、より多くの皆様にロールス・ロイスの魅力を身近に感じて頂けることを目指して参ります。

 

また、この場所は単なるショールーム拠点ではなく、ロールス・ロイスのオーナーの皆様がサロンのように集い、他にはない寛ぎを得られるスペースとしたいと考えております。ロールス・ロイスの大切なお客様が、ここで多くの思い出を作り、素晴らしい時間を過ごして頂けることを心より願っております」と話し、多くの顧客の来訪を促していた。

 

写真左から、NTPインポートHDで代表取締役社長を務める小栗一朗氏、ロールス・ロイス・モーター・カーズでアジア太平洋リージョナル・ディレクターを務めるアイリーン・ニッケイン氏

 

ロールス・ロイス・モーター・カーズ 名古屋
所在地:愛知県名古屋市千種区内山3丁目9−14
営業時間:10:00 – 18:00(月曜日定休)
TEL:052-744-0304
ウェブサイト:https://www.rolls-roycemotorcars.com/nagoya/ja_JP/showroom.html

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。