マツダは、クラシックカーの祭典「AUTOMOBILE COUNCIL 2019」(以下、オートモビル カウンシル2019、4月5日〜4月7日・幕張メッセ)にブース出展し、「ロードスター30周年記念車」を国内初披露すると共に、同日に商談予約受付を開始。また、ブースでは歴代モデルを一堂に展示した。
同社ブースのメインステージに展示された特別仕様車は、ライトウェイト・オープンカーとして1989年に販売を開始したロードスターの生誕30周年を記念して開発され、2019年2月の米シカゴオートショーで発表した「Mazda MX-5 Miata 30th Anniversary Edition」の国内仕様だ。
販売台数は世界限定3000台で、国内では今回展示したソフトトップモデル「ロードスター」の他に、リトラクタブルハードトップモデルの「ロードスターRF」も用意。
2仕様を合わせた国内販売台数は限定150台を予定しており、メーカー希望小売価格は消費税込みで368万2800円~430万3800円となる。
特別仕様車の主な特徴は、まずレーシングオレンジと名付けられた車体色。これは、初代NA型が発表された1989年の米シカゴオートショーに参考出品したショーカーで、今回もブースに展示した「MX-5 Miata Club Racer(下)」のイエローがモチーフだ。
当時、多くの話題を呼んだこの仕様は、ロードスターの海外仕様名である「Miata」の名前を一躍世界に知らしめた伝説の車。
同社では、今回の30周年記念車を製作するにあたり、この車両のイエローにインスピレーションを受けつつも、当時の色をそのまま再現するのではなく、ロードスターを今後も長く続くモデルにする第一歩という思いから、「新しい一日の始まりを予感させる朝焼けのようなオレンジ」にしたという。
特別装備は他にも、レイズ製鍛造アルミホイールを採用すると共に、ブレンボ製ブレーキキャリパーやシート、ドアトリムなどにオレンジをアクセントとしたカラーコーディネイトを施工、シリアルナンバー付きの30TH ANNVERSARYオーナメントを装備するなどで、プレミアム感を向上させている。
また、同社ブースでは、今回の30周年記念車と関連付け、ロードスターの歴代モデルの展示も実施した。
1985年に製作したプロトタイプ
1.6L直列4気筒エンジンを搭載し1989年に発売された初代NA型
1999年発売の10周年記念車。二代目NB型(1998年発売)の1.8L MT車がベース
2009年に発売された20周年記念車。ベースは最初のフェイスリフトを受けた三代目NC型(2005年発売)
なお、ロードスター30周年記念車の商談予約は、同社の専用ウェブページで行うことができる(予約期間:ソフトトップ4月5日〜4月15日、リトラクタブルハードトップ5月月27日〜6月10日)。
https://www.mazda.co.jp/beadriver/special/roadster_30th/