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2024年8月26日【中古車】

REXEV、法人向け中古EV紹介サービスを開始

坂上 賢治

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REXEV(レクシヴ)とユーポスの2社は連携し、今年8月から法人や自治体向けの中古電気自動車(中古EV)の販売および中古EV・ガソリン車の買取サービスを開始した。

 

持続可能な交通手段への需要が増加する中で、自治体や法人がEV導入を検討する際に、その価格の高さが大きなハードルとなっている。そこで同サービスでは、価格の高さが導入の課題となっている自治体や法人に、リーズナブルな価格でEVを導入する機会を提供する。

 

 

また、これに併せてREXEVが推進しているEVシェアリング事業でも中古EVの活用を開始する。この活動を介して中古車EVを低価格で提供し、EVのリユースを促進することで、中古EV市場の拡大と発展をリードしていきたい考えだ。

 

なお今回、REXEVとユーポスが中古EVの取扱いで連携する背景には、脱炭素化の具体的アクションとしてEVシフトへの期待が高まる一方で、新車EVの販売価格がガソリン車に比べて高くなることから、自治体や法人にとってEV導入の検討が進まない要因が明らかになっているため。

 

併せて新車EVの納車は一般的に3~4か月と言われており、従来に比べると短期化しているものの、ガソリン車に比べると時間を要する。とはいえ中古EVの場合、バッテリーの劣化状態が不安要因となりEVの導入に踏み切れない現実もあるようだ。

 

 

そこで両者は、大幅に購入価格を抑えることができる中古EVの販売・買取サービスを自治体や法人向けに提供することにより、迅速なEVシフトをサポートしていく。気になるバッテリーの保証については、中古車販売・買取専門業者のユーポスとの連携によりサポート体制を充実させ、安心できる中古EVの販売・買取サービスの構築を図るとしている。

 

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中古EV提供サービスの概要と両社の役割は以下の通り

近畿地区を中心に中古車販売・買取サービスを提供しているユーポスと連携し、自治体・法人向け中古車の販売(EVのみ)、中古車の買取(ガソリン車・EV車)を行う。

 

– ユーポス/販売・買取サービスの提供
– REXEV/販売・買取希望のお客様の紹介

 

 

販売および買取の範囲
– 販売/中古車(EVのみ):ハッチバック、軽、軽バン、SUV等豊富な車種の中から安心安全な車を販売
– REXEV/買取:中古車(ガソリン車/EV):お客様がお持ちの中古車の買取

 

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会社概要 
株式会社REXEV(レクシヴ)
本社所在地:東京都千代田区神田淡路町一丁目9番5号
事業内容:企業、自治体向けのEV導入支援およびEV運用システム提供事業等
コーポレートサイト:https://rexev.co.jp/

 

 

株式会社ユーポス
所在地大阪市西区新町1丁目28番3号四ツ橋グランスクエア3階
事業内容
車買取り専門FC事業
車買取り事業
コーポレートサイト:https://www.u-pohs.co.jp/

 

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。