楽天グループ は4月17日、運営する旅行予約サービスの〝楽天トラベル〟に於いて、「英語」と「韓国語」、「繁体字(台湾)」によるレンタカー予約サービス の提供を開始したことを発表した。サービス開始時の対象店舗数は、全国の主要レンタカー会社を中心に約3,000店。連携先は順次拡大予定とのこと。
なお、各言語の予約ページは、各所にアイコンを取り入れたシンプルなUI(ユーザー・インターフェース)を採用することで、車の検索から予約ステップまで、誰でも直観的に操作できるようにしていると云う。
[外国語対応・レンタカー予約サービスの特徴]
1.フリーワード検索やアイコンによる車種選択で直感的に使える仕様に
予約ページのトップ画面からは、利用日や出発地・返却地のフリーワード入力で、利用できるレンタカーの検索が可能。
例えば、空港名や駅名、都市名の入力で、近隣店舗が候補として表示、フライトや列車を乗り継いで移動するような場合や旅先で地理情報がわからない状況でも使いやすい仕様にしたほか、車種条件の指定による検索では、車のサイズ感や車体イメージを分かりやすく把握できるアイコンを参考に希望する車種を絞り込むことも可能とした。
また、予約可能な車の検索結果画面では、日本語のレンタカー予約サービスで使用しているプラン名表記の代わりに車名とメーカー名表記を採用。各オプションをピクトグラムで表現するなど、検索から予約完了までがスムーズに進むよう随所工夫を凝らした。
トップページ(左)と、レンタカー検索結果ページ(右)。
2.事業者側ではこれまでの管理画面が利用可能
レンタカー事業者は、他言語向けのサービスに於いても、「楽天トラベル」が提供している日本語版サービスの管理画面を利用して一括で車両・販売の管理が可能。車両の販売設定にあたっては、各言語への自動翻訳機能も利用できる。
<サービス概要>
– 対応言語: 英語・韓国語・繁体字(台湾)
– 国内対応店舗数: 約3,000店
– サービス提供: ウェブブラウザのみ
– 決済方法: 現地決済・事前カード決済
*サービス開始時点では、楽天ポイントの進呈・利用は対象外。
2023年に年間2,500万人を突破(※1)、コロナ禍以前の2019年の約3,200万人(※2)に迫る勢いで訪日外国人数が回復を続けるなか、楽天トラベルは、それら日本を訪れる人々が安心して予約できるレンタカー予約サービスを提供することで、都市部だけでなく地方への移動手段も拡充し、地方への集客や地域経済の活性化に貢献。
また、今後も宿泊や交通を含む様々な旅行予約サービスの提供を通じ、国内外の旅行者の需要に応える商品を提供していきたいとしている。
※1:日本政府観光局「訪日外客数(2023年12月および年間推計値)」より。
※2:日本政府観光局「訪日外客数(2019年12月および年間推計値)」より。