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2024年7月25日【MaaS】

カタレン、東京〜日光間の片道レンタカー情報を刷新

坂上 賢治

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乗り捨て料金無料、6160 円~の片道レンタカーで日光の夏を満喫

 

MaaS事業の最適アルゴリズムを開発・運用するPathfinder(パスファインダー)は、東武鉄道株式会社と連携。予てからサイクリスト向けに最適化したサイクルキャリア付き片道レンタカー〝NIKKO カタレン〟を提供してきた。

 

そもそもこの〝NIKKO カタレン〟は、 日光市観光協会が進める「日光市サイクルタウン」構想の一環として、世界遺産の「日光東照宮」や「華厳の滝」、サイクリストに人気の「いろは坂」などの観光資源と東京を片道で繋ぐ、電車(東武鉄道)、レンタカー、自転車を組み合わせた新しい交通スタイルを提案。新たな回遊促進と利便性向上を図ることを目指してきた。

 

 

しかし昨今、サイクリスト外の利用に係る問合せが高まっていることから、7月25日より、サイクリスト以外の一般観光客にとっても利用し易くなるよう、Webサイト上でのサービスの提供情報を刷新した。

 

刷新した〝NIKKO カタレン〟では、東武鉄道と片道レンタカーをシンプルにかけ合わせることもできるようにして、より自由な日光地域の旅の提供を目指すものとした。

 

例えば、その活用スタイルとして、以下が追加提案された

 

・ 東京から日光へ友達と片道レンタカーで移動し、そのまま日光の街中で食べ歩きをして、最後はお酒を飲んで楽しむ。帰りは東武鉄道の特急でゆったりと東京まで帰宅。

 

・ 東京から東武鉄道の特急を利用して家族で移動し、日光地域の観光を満喫。お土産を沢山抱えての電車移動は大変なので、帰りは片道レンタカーで東京まで帰宅。

〝NIKKO カタレン〟の組み合わせ要素は以下の通り

 

▼路線と台数
路線 1:東京(北千住駅)-日光(下今市駅)間での片道専用レンタカー
路線 2:日光(下今市駅)におけるカーシェア(借りた場所に返却)
台数:3 台

 

 

▼出発/返却場所
– 東京駐車場
千住日ノ出町駐車場(北千住駅)
〒120-0021 東京都足立区日ノ出町 38-16
– 日光駐車場
下今市駅前駐車場
〒321-1261 栃木県日光市今市 1134-2

 

 

▼利用できる車両

– クラス:5人乗りコンパクトカー
(例:日産ノートクラス)

– ラゲージスペース:約330L
奥行き:62㎝/幅:95㎝ / 高さ:82㎝

– その他装備
ETC/ステレオAUXケーブル/
サイクルキャリア/ルーフキャリア(フォークマウントタイプ)
最大3台まで自転車を積載可能
*車種については、当日変更となる可能性もあり。

 

▼「NIKKO カタレン」のサービス料金と特徴
Point1.乗り捨て料金無料
東京と日光間で車両を行き来することで乗り捨て車両の回収が不要で、乗り捨て料金が無料。※日光で借りて日光に返却も可能。

 

 

Point2.鉄道と車の便利さをいいとこどり
鉄道の運行していない夜間早朝の移動や、旅の楽しみの一つであるお酒を飲んだ後の移動など、車と鉄道双方のメリットを享受することができる。

 

 

Point3.日光でカーシェアによる観光が可能
日光地域には、「日光東照宮」や「華厳の滝」の他、「東武ワールドスクウェア」や「中禅寺湖」など沢山の観光地がある。カーシェアを利用することで様々な観光地を訪れることができる。

 

 

Point4. 24 時間いつでも使える
24 時間いつでも利用できるため、渋滞の少ない夜間に移動するなど、自身の都合のいい時間帯で有効活用できる。

 

Point5.他社レンタカーサービスと比べて圧倒的安さ

 

予約URLhttps://lp.kataren.jp/nikko

 

 

カタレンとは
「カタレン」は、レンタカーのアウトレットモールのように、多数のレンタカー・カーシェア事業者様と提携し、回送車両やレンタカーの上り片道利用ユーザーと下り片道利用ユーザーをマッチングさせる「片道乗り捨て専用レンタカーのマッチングプラットフォーム」。

 

本来レンタカーとして利用されない車両を活用するため、事業者は回送コストを抑えるだけでなく収益に変えることが可能となる。また一般のレンタカー事業者であれば、必要な車両数も削減可能となっている。

 

Pathfinder株式会社
Pathfinderは、MaaS(Mobility as a Service)時代の開拓者(Pathfinder)となることを目指し、2020年に設立されたモビリティサービスの研究開発企業。社名は火星探査機Mars Pathfinderに由来し、同機及び同プロジェクトの革新的な姿勢にあやかり、名付けられた。

 

2022年3月にリリースされた、日本初の出発店舗・返却店舗が固定の片道専用レンタカーのマッチングサービス「カタレン」の開発や、回送/遊休車両マーケットプレイスの立ち上げ等、MaaS領域で移動のハードルを下げるため、幅広く取り組んでいる。

 

 

カタレン HP:https://kataren.jp/
コーポレートHP:https://pfr.technology/
社 名:Pathfinder株式会社
所在地:東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル2F
資本金:8786万円
設 立:2020年1月27日
事 業:MaaS及び関連サービス/研究開発
代表取締役:小野﨑 悠介

 

東武鉄道株式会社
東武鉄道株式会社では、「歴史・文化・伝統と自然が共生する国際エコリゾート」を目指す日光・鬼怒川エリアに置いて、そのブランド強化と周遊観光の振興による地域活性化を推進している。

 

また、環境に配慮した魅力的な観光地の実現に向けて、日光市観光協会が進める「日光市サイクルタウン」構想と連携し、地域回遊を楽しみたいライトユーザーのサイクリストに対して、日光・鬼怒川エリア内での「サイクルトレイン」サービスを提供するなど、持続可能な観光地づくりへの様々な取り組みを推進中。

 

更に東武グループの観光アセットを活用した共創アイデアの募集とその事業検証並びに事業化の支援を行うプログラムとして、2021 年 11 月から、TOBU Open Innovation Program を展開、これまでに10件以上の実証実験を実施し、今回の施策もその取り組みのなかで、実現を図るものとなっている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。