ルノー・日産・三菱自動車3社のアライアンスは1月27日、2030年に向かう未来を切り拓くべく、モビリティのバリューチェーンに焦点を当てた共通のプロジェクトと実行計画を発表した。3社は一昨年の5月に発表した協業ビジネスに係る合意を踏まえ、今後も強力かつ柔軟な協力関係を築いていくとしている。(坂上 賢治)
なおその一昨年と同様、引き続き「リーダー」と「フォロワー」による技術・開発体制の枠組みを敷き、主要な役割に於いてはリーダー会社がフォロワー会社のサポートを得ながら開発を行い、メンバー各社がそれらの技術を活用できるようにしていく事に変化はない。
今回は、そのアライアンス体制に添って2030年に向けたEVとインテリジェント・コネクテッド・モビリティに係る投資の分担を前提とした共通ロードマップを策定している。
アライアンス会長の立場にあるジャン・ドミニク・スナール氏は、ルノー・日産・三菱自動車のアライアンスが自動車業界の中でも類を見ないビジネスモデルである事を訴求。2030年に向けた共通のロードマップを踏まえ、将来に向けた投資を分担しながら、今後もプロジェクトを強力に推進していくと述べた。