マセラティ ジャパンは3月31日、マセラティの新型MC20が、レッド・ドット・デザイン賞の2021プロダクトデザイン部門にて「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞したと発表した。
レッド・ドット・デザイン賞は、ドイツのデザインセンター(Design Zentrum Nordrhein Westfalen)が運営する国際的なデザインコンペティション。1955年に創設されて以来、常に変わる社会の文化的背景に合わせて評価基準を更新し、毎年、製品やブランドのデザインおよびコミュニケーションの分野において、世界レベルで優れた作品を表彰している。ファッションからアクセサリー、家具から自動車まで、約50の異なるカテゴリーの中から、国際的な専門家からなる50人の審査員が、製品を選出する。
マセラティのCEOであるダヴィデ グラッソ氏は受賞にあたり次のように述べている。「私たちは、マセラティの 新時代を告げるクルマとして、未来に記憶されるようなクルマを開発することを目標としてMC20の開発に力を注いできました。そして、MC20でその目標を達成できたと思っています。マセラティは、設立以来かわらぬ革新性、情熱という原動力、ユニークなデザインによってブランドを形成してきました。新しいスーパースポーツカーは、これらの価値をすべて体現しており、ブランドの歴史における新たな時代の幕開けとなるモデルです。」
また、マセラティデザイン部門の責任者であるクラウス ブッセ氏は、「私たちチームは、このユニークなプロジェクトに尽力をしたことで、マセラティの歴史に新たな章を開くクルマを生み出しました。この仕事が評価され、誰もが憧れる栄誉を受けたことを光栄に思います。」と述べている。
トリノのチェントロ・スティーレ・マセラティ(マセラティ デザイン・センター)がデザインしたMC20は、最高出力630psのV6ネットゥーノエンジンを搭載し、0-100km/h加速は2.9秒以下、最高速度は325km/h以上を実現。この特許取得済みのエンジンは、構想、開発、設計、製造のすべてをマセラティが行い、F1エンジンに由来するプレチャンバー燃焼技術を採用している。
MC20はエレガンスとスポーツ性を兼ね備え、マセラティ・ブランドの新たな時代を切り開く、真のマスターピースであると、マセラティはコメントしている。