英JLRは12月13日、「RANGE ROVER」初となる電気自動車(EV)モデルのティーザー画像と動画を公開。購入予約を優先的に案内するプライオリティアクセスへの登録サイトをオープンした。
この「RANGE ROVER」初のEVモデルについてRANGE ROVER担当マネージング・ディレクターのジェラルディン・インガム氏は、「新世代のRANGE ROVERは新たなベンチマークを打ち立てました。
この前例のない成功を受けて、私たちは大きな期待が寄せられているRANGE ROVER・EVモデルの予約を優先的にご案内するプライオリティアクセスの登録サイトをオープンしました。ラグジュアリーSUVというカテゴリーを築いたRANGE ROVERの新時代が幕開けします。
電動化に向けた次なるステップとなるRANGE ROVER初のEVは、そのモダンラグジュアリーというコンセプトを新たな高みへと引き上げます。模範的な英国ならではのデザインは、今日に於いても特徴的で揺るぎないものであり、あらゆる地形を走破し、優れた牽引力や渡河水深能力を誇るオールテレイン・テクノロジーにより、他のラグジュアリー・エレクトロニックSUVとは一線を画しています」と説明した。
またJLRのプロダクト・エンジニアリング担当エグゼクティブ・ディレクターであるトーマス・ミュラーは、「私たちは、史上最も静かで洗練されたRANGE ROVERを実現するという目標を掲げ、開発に取り組んできました。
これまでRANGE ROVERの成功を支えてきた絶対的な要素は変わっていません。時代を超越し、余計な装飾や凹凸を極限まで排したデザイン、静穏な室内空間、どこへでも行ける走破能力はそのままに、ゼロエミッションによる走りを実現しています。
そして、これまでの歴史でもそうであったように、RANGE ROVERはこれからもベンチマークであり続けます。RANGE ROVER初のEVモデルは、お客様の信頼や期待に応えるラグジュアリー・エレクトロニックSUVであり、他に類を見ない、真のグローバル・ラグジュアリー・プロダクトです。
英国の中心地で誕生したRANGE ROVERは、既存のマイルドハイブリッド(MHEV)およびプラグインハイブリッド(PHEV)モデルとともにラインアップし、お客様のニーズを満たす幅広い選択肢を提供します」と述べている。
なお新たなEVモデルは、「MLA-Flex(flexible Modular Longitudinal Architecture)」をベースに設計、開発され、英国のソリハルで既存のMHEVおよびPHEVの「RANGE ROVER」と共に製造される予定だ。
併せてJLRは2039年までに排出ガス量実質ゼロを達成するという目標を掲げ電動化を進めており、このRANGE ROVER・EVモデルは、英国ウルヴァーハンプトンにあるJLRの新しいエレクトリック・プロパルション・マニュファクチャリング・センターで、初めてバッテリーとEDUの製造と組み立てを行うとされる。