ちなみに「Free2Move」全体のサービス内容は、「Car2Go」「Zipcar」「TravelCar」などのカーシェアリングを提供している複数企業のサービスを一括して利活用できる点が強みだ。
具体的には、自分が持っている各社のアカウントを登録すると、全てのサービス利用可能な車両。またその車両までの徒歩で行ける距離。利用する燃料の種類。料金などの複数の要素を比較検討した上で予約することができる。
フィルタリングサービスも実装されているから、これを利用すれば、自身が利用したいサービス内容のみを限定して表示することも出来る。肝心の利用料金も、サービス提供会社に直接支払う仕組みで利用上の障害を感じさせ難い仕様となっている。
システム開発はIBMが担い、携帯電話から引き出すデータの他、コネクティッドカーである車両から送られてくる室内外温度、ライト、ワイパーからの信号などの大量のデータを蓄積・分析して価値あるソリューションを導き出す仕組みになっている。
同社のサービスは、先のブリジット・クールテウォクスCEOの言葉にある通り、フランス国内のみならず、欧州地域ではドイツ、スペイン、イタリア、英国の他、北欧のスウェーデン、オーストリア、さらに米国など世界12か国で利用できる。