今回追加された新たなサービスは、「Free2Move」のスマートフォンアプリを介して、日本の三菱自動車工業からOEM供給(i-MiEV)を受けている「プジョーi0n」「シトロエンC0」の550台を提供するというもの。
利用者は、既に流通している「Free2Move」のアプリで最寄りの空き車両を検索。そのまま予約して車両を利用。利用終了時にこれを返却するという手順だ。
利用料金は、先の7月に廃止が決まったEVシェアリングサービス「オートリブ(Autolib’)」の専用スペース含む市内駐車利用料と車両利用上のアクシデントの補填に使われる保険料もサービスに含まれる。
額面は、気軽に利用する場合の分単位課金(0.39ユーロ/分)が基本。また別途、月額9.90ユーロを支払うことで分単位課金が0.32ユーロ/分と若干リーズナブルになる別コースでの利用も可能だ。なお充電に係る手間に関しては、専用スタッフが常設され、車両は定期的に充電される。
同事業のサービスインにあたり、「Free2Move社」のブリジット・クールテウォクスCEOは「当サービス開始2年を迎えた今日、世界12カ国でおよそ6万5000台の車両を所有に至り、これを世界150万人以上の皆様にご利用頂き、とても嬉しく思います。
今回のEVによるサービスは、当面パリ市内での展開となりますが、追ってご提供エリアを首都圏周辺へと積極的に拡大させていく意向を持っております」と話している。