Groupe PSA Japanは1月7日、同日より、シトロエンのベストセラーコンパクトカーC3に新世代ブランドフェイスと各種装備を充実させてモデルチェンジし、発売することを発表した。
C3は、2016年末のグローバルでの発売以来、累計80万台を超えるセールスを記録。強豪ひしめくヨーロッパのマーケットで5番目に位置している。日本でも2017年の導入以来、3年あまりで7625台(2020年12月末日現在)を数え、国内マーケットでのシトロエンブランドのビジネスの根幹をなすモデルに成長した。
NEW C3は、そのベストセラーコンパクトカーであるC3がさらなる進化を遂げたという。人気の源泉となった守られているような安心感ある佇まいとモダンさを合わせ持つエクステリア、あらゆるところに感じる心地よさを備えたインテリア、快適な乗り心地と経済性、カラフルな個性などの美点はそのままに、まさにこれからのシトロエンを示唆する新世代フェイスに生まれ変わった。
■NEW C3の特徴
・あたらしいシトロエンのアイデンティティ:コンセプトカーCXPERIENCEにインスパイアされたあたらしいシトロエンのグリルとインテリジェントハイビーム付きLEDヘッドライトを採用した個性あふれるフェイス
・新色2色を含む4色のエクステリアカラー、4色のルーフカラー、2つのインテリアカラー、3つのカラーパックから9通りの組み合わせのバリエーション
・ブランドのグラフィック・シグネチャーであるAirbump®のあたらしいデザイン
・シトロエンならではの快適性を実現するアドバンストコンフォートシート
・JC08モード値で15%の燃費向上を果たした新マネジメントのエンジン
・FEEL、SHINEの基本の2グレードに加えてデビュー特別仕様車のEDITION 2021を展開
シトロエンCEOのヴァンサン・コベは、ひとびとの移動の自由と自由な移動を快適性をもって担保する “Inspired By You “というシトロエンのブランドタグラインを、NEW C3は凝縮しているといえ、そして、このモデルは最新のコンセプトカーにインスパイアされたシトロエンの新しいフロントエンド・アイデンティティの先駆けとなるとコメントしている。
■エクステリア:唯一無二の個性にシトロエンの将来をかけあわせて
– コンパクトセグメント随一の個性派:最新シトロエンのデザインコードを取り入れたフェイス
NEW C3のフロントフェイスは2016年のパリモーターショーで発表されたコンセプトカー「CXPERIENCE」(Cエクスペリエンス)に直接的にインスパイアされている。シトロエンのブランドロゴであるダブルシェブロンから伸びるクロームがLEDデイタイム・ランニング・ライトにまで広がりワイド感を強調。さらに下部は、あたらしいデザインのLEDヘッドライトまで伸びていき、さらに下のフォグランプは、ベゼル部分がカラーパックと呼応するようになっている。
C3に採用されてシトロエンのシグネチャーとして認知されたAirbump®はワイドにデザインを一新。3つのカプセルのセットで構成され、ボディワークを保護するとともに、NEW C3ならではの個性を補完する。リアクオーターパネル、CピラーのステッカーはこのAirbump®のパターンを反復し、サイドビューに統一感を持たせ、あたらしいフロントフェイスとあいまってNEW C3にダイナミズムと力強さを加える。
■インテリア:車内の“心地よさ”とくつろぎ感。まさにフランス車といえるシート
運転者と同乗者にリビングのような居心地の良さとくつろぎを提供すべくシトロエンアドバンストコンフォートのコンセプトをさらに色濃く導入。これまでもその快適性と気楽さで定評のあったインテリアの基本デザインは踏襲しつつ、さらなる快適性のためにアドバンストコンフォートシートをエメラルド内装仕様に初採用した。これはシート生地裏に特別なフォームを配することで、身体とシートの”当たり”感を改善したシートで、C5 AIRCROSS SUVで導入され好評を得たものと同様の考え方で造られている。生地裏のフォームのボリュームも従来の2mmから15mmへと大幅にアップしたことで、しっとりふっかりとした比類ない柔らかさを実現し、疲労につながる車体の微震動をシートが吸収する。
■運転支援と安全装備:コンパクトカーの日常使いに嬉しい装備の数々
・LEDヘッドライト&インテリジェントハイビーム
ヘッドライトは新デザインのLEDヘッドライトが全グレード標準装備となる。また、インテリジェントハイビームはマルチファンクションカメラが常に前方の状況を分析。先行車や対向車の有無により、ハイビームとロービームを自動的に切り替え、対向車を幻惑することなく、常に最適な前方視界を確保する。
・ブラインドスポットモニターシステム
走行中、斜め後方のブラインドスポット(死角)に存在する後続車輌を超音波センサーが感知。ドアミラー内にオレンジ色の警告灯を点灯させる。
・アクティブセーフティブレーキ
前方の車輌や障害物を検知し、ドライバーが回避操作を行わない場合に自動的にブレーキを作動させる。作動範囲は5〜80km/hで、車輌および歩行者を検知する。
・レーンデパーチャーウォーニング
車載カメラが車線を検知し、ウィンカー操作がない状態で車線からはみ出しそうになると、警告を発する。
・トラフィックサインインフォメーション
制限速度に関する道路標識をマルチファンクションカメラが読み取り、インストルメントパネルに表示。制限速度はドライバーが任意でクルーズコントロールまたはスピードリミッターに連動させることが可能。
・ドライバーアテンションアラート
マルチファンクションカメラにより、車線に対するふらつきを検知し、居眠り防止の警告を発する。
・フロント、バックソナー、バックカメラ
バックカメラは後進の際に車輌後方の状況をタッチスクリーンに自動で写し出す。距離や角度が認識できるガイドラインにより周囲の状況が手に取るように把握できる。また、障害物等が接近すると警報を発するソナーを前後に装備している。※フロントソナーはSHINEに標準装備
■ドライビング:もっとエフィシェントに。PureTech 1.2ℓターボエンジンはJC08モード燃費15%向上
– 心地いい移動体験:1.2ℓターボエンジン+EAT8による小気味よい走り
パワートレインはグループPSAのPureTech1.2ℓガソリンターボエンジン(アイドリングストップ付き)にアイシン・エイ・ダブリュとの共同開発による電子制御6速オートマチックトランスミッションEAT6を継続採用。PureTech1.2ℓエンジンは、4年連続エンジン・オブ・ザ・イヤーを獲得し、パワー&トルク、アクセルに対するツキ、レスポンス、燃費性能、環境性能の各要素においてコンパクトクラスの名機と評されている。しかし、その評価に甘んじることなく、さらにエンジンマネジメントソフトウェアの最適化によりJC08モードを15%も向上させた。JC08 モードで21.0km/ℓ(旧18.2km/ℓ)、WLTC モ ードで17.2km/ℓ。
■グレードについて:SHINEとFEELに加えデビュー特別仕様EDITION 2021を用意
– EDITION 2021:メイングレードSHINEをベースにテックウッド内装、17インチホイール、ルーフステッカーを装備
NEW C3導入記念として特別仕様車EDITION 2021(エディション2021)を設定。1インチアップの17インチホイールとルーフステッカー、さらにインテリアにテックウッド(一台一台木目の異なるプリント)をあしらった、より温かみのあるシックでリビングのような雰囲気を魅力とする。
– SHINE/FEEL:装備充実のSHINEとベーシックなFEELの2グレード展開
特別仕様車のEDITION 2021をのぞき、グレードはSHINEとFEELの2グレード展開となる。SHINEはEDITION 2021のベースとなる装備充実のメイングレードとなり、アドバンスドコンフォートシートとカラーアクセントの入ったエメラルド内装と継続仕様のシートのスタンダード内装がそれぞれのボディカラーと組み合わされる。FEELはモノトーンルーフ(ボディ同色)とスタンダード内装とシート、16インチスチールホイール、フロントソナーやバックカメラ、ブラインドスポットモニターの有無などが相違点となる。
– ボディサイズ
全長:3995mm、全幅:1750mm、全高:1495mm、ホイールベース:2535mm、車輌重量:1140kg
– グレード構成
C3 FEEL:2,350,000円
C3 SHINE(スタンダード内装):2,575,000円
C3 SHINE(エメラルド内装):2,595,000円
C3 EDITION 2021:2,699,000円
– NEW C3 ボディカラー
NEW C3は新色のスプリングブルーとルージュエリクシールを加えた4色展開。ドアハンドルはブラック&クローム装飾となる。 特別仕様車のEDITION 2021はスプリングブルー、ルージュエリクシール、サーブルの3色展開となる。
※
スプリングブルー、サーブル:特別塗装色(有料オプション49,500円)
ルージュエリクシール:特別塗装色(有料オプション71,500円)
左上:スプリングブルー、右上:ルージュエリクシール
左下:サーブル、右下:ブランバンギーズ