ステランティスは11月10日、サムスンSDIと、両社による合弁会社が新たに建設する工場で、バッテリーセルとモジュールを北米向けに生産することで覚書を締結したと発表した。
ステランティスでは7月に掲げた「2030年までに北米での新車販売の4割を電動車とする」という戦略目標の達成に向けて、電動車向けバッテリーの年間生産能力の増強を推進している。
北米に新設される工場で生産されるバッテリーは、アメリカ、カナダ、メキシコにあるステランティスの生産拠点において、次世代のPHVやフル電動車などに組付けられ、ステランティス傘下のいずれかのブランド名で販売される。
なお、新工場の立地は現在検討中であり、立地の選定は2022年第2四半期までには完了する予定。
また、現時点での合意内容は覚書(MOU)に基づいたものであり、今後両社によって正式な合意がなされ、関係省庁からの正式な承認が得られる見込み。