トヨタ自動車は1月23日、FIA世界ラリー選手権(WRC)のホモロゲーション(*1)モデルである新型車「GRヤリス」の特別仕様車の先行予約(*2)が、1月23日(木)時点で約2000台となったことを発表した。
GRヤリスは、東京オートサロン2020(*3)で世界初公開され、また1月10日(金)には、特別仕様車のRZ“First Edition”とRZ“High-performance・First Edition”のWeb(*4)先行予約が開始。
東京オートサロン開催中の3日間で約1000台、1月23日(木)には約2000台(うちRZ“High-performance・First Edition”は全体の約8割)の予約を受け付けた。
なお、GRヤリスの特別仕様車の先行予約期間は、6月30日(火)23:59まで。
この期間に予約をすると、特別仕様車 RZ“First Edition”は、RZグレードをベースに、マットブラック塗装を施したラジエターグリル、フロントサイドディフューザー、リヤスポイラー及びリヤバンパーを特別装備。
さらに、特別仕様車 RZ“High-performance・First Edition”では、RZグレードをベースに、より限界性能を高めた“High-performance”の装備(*5)に加え、RZ“First Edition”の特別装備と、マットブラック塗装のBBS製鍛造アルミホイールを装備した限定仕様車になると云う。
トヨタは、先行予約者との商談を7月中に行い、成約後、予約順に生産する(生産都合により前後する場合がある)。
また先行特典として、開発秘話など、納車待ちの間に楽しめるスペシャルコンテンツを配信、さらに7月31日(金)までの成約客には、成約特典も用意した。
<特典>
1.メールアドレス登録で、開発秘話などのスペシャルコンテンツを配信(予約特典)
2.WRCジャパンのチケットや特別応援席など特別な体験(成約特典)
3.GRヤリス First Editionオリジナルミニカー(成約特典)
なお2月14日(金)~16日(日)の3日間、インテックス大阪(大阪市)で開催される大阪オートメッセ2020では、エモーショナルレッドⅡのGRヤリスの特別仕様車 RZ“High-performance・First Edition”(オプション装着車)が展示される。
*1:FIA(国際自動車連盟)のレース出場に必要な型式認定。WRCにおいてホモロゲーションを取得するにはベースとなるモデルが連続した12ヶ月間に25,000台以上という生産台数が必要。
*2:特別仕様車 RZ“First Edition”と特別仕様車 RZ“High-performance・First Edition”を設定、先行予約の受付を1月10日(金)10:00から6月30日(火)までの約6ヶ月間、Web限定で開始。
*3:2020年1月10日から12日の3日間(10日 : 業界・報道関係者招待日、11・12日 : 一般公開日)、幕張メッセ(千葉市)で開催されたカスタマイズカーイベント。
*4:https://toyotagazooracing.com/jp/gr/yaris/
*5:トルセンLSD(リミット・スリップ・デフ)、冷却スプレー機能付空冷インタークーラーやBBS製鍛造アルミホイールなど。
[特別仕様車 RZ“High-performance・First Edition” 主要諸元] (トヨタ測定値)
– 全長(mm)×全幅(mm)×全高(mm):3,995×1,805×1,460
– ホイールベース(mm):2,558
– 車両重量(kg):1,280
– 乗車定員(人):4
– エンジン:直列3気筒DOHC直噴ターボチャージャー
・型式:G16E-GTS
・排気量(cc):1,618
・最高出力(kW[PS]):200[272]
・最大トルク(N・m[kgf・m]):370[37.7]
– トランスミッション:iMT(6速マニュアルトランスミッション)
・駆動方式:4WD
・差動装置:スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”:
トルセンLSD×2(フロント、リヤ)+電子制御多板クラッチ/4WDモードダイヤルスイッチ(NORMAL/SPORT/TRACK)
– サスペンション(フロント/リヤ):マクファーソンストラット式/ダブルウィッシュボーン式
– ブレーキ(フロント/リヤ):ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク
– タイヤ(フロント/リヤ):225/40ZR18/225/40ZR18