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2020年7月16日【トピックス】

ポルシェ、新911ターボと同ターボカブリオレの受注開始

坂上 賢治

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 ポルシェジャパン(本社:東京都港区 代表取締役社長:ミヒャエル・キルシュ)は7月16日、「新型ポルシェ911ターボ」および「新型ポルシェ911ターボカブリオレ」の予約受注を日本全国のポルシェ正規販売店で開始した。(坂上 賢治)

 

 

新世代となった911ターボと911ターボカブリオレの水平対向6気筒エンジン(3,745cc)は、電子制御バイパスバルブ付きシンメトリカルVTGターボチャージャーを備え、先代モデルを30kW(40PS)上回る 427kW(580PS)を発生する。0-100km/hは3秒台を切る2.8秒と先代モデルから0.2秒短縮した。

 

また今やオーバーブースト時間の制限がない750Nm(40Nm増)のトルクは自然で余裕ある全開加速を発揮する。このパワーを専用設定の8速PDKトランスミッションが伝え、320km/hの最高速度をマークする。

 

 

 シャシーはフロントアクスル部で42mm拡大されたフロントトレッドと、新しい20インチ255/35タイヤを装着。4輪をアクティブ制御するPTMがフロントホイールにより多くのパワーを伝達できるようになった。一方で21インチホイーに315/30タイヤを履いたリアトレッドは10mm拡大。リアアクスルもアクティブ操舵されトラクションが増大している。対してボディは新しいシャシーを収めるためにフロントホイールでの車幅が45mm拡大されて1,840mmになる一方、ボンネットのプレスラインが新しくなった。

 

 

ブレーキシステムはフロントローターの直径が408mm(先代モデルより28mm増)、厚さが36mm(同2mm増)に。リアは厚さ30mm、直径380mmのブレーキローターを備えている。エグゾーストシステムはオプションも用意され、2種類のシャシーバリエーションも新たに設定されている。標準装備のPASMシャシーは、スポーツ性重視から快適性重視まで幅広く対応。一方より硬く、車高が10mm低くなる電子制御のPASMスポーツサスペンションは、新型911ターボへさらなる俊敏性をもたらすとしている。

 

 

 ちなみに日本仕様の911ターボおよび911ターボカブリオレには、サラウンドビュー付パークアシスト、コンフォートアクセス、電動格納ドアミラー、ヒートシーター(フロント)など他マーケットではオプションとなる多くの装備を標準で搭載した。

 

車種:911ターボ
トランスミッション:8速PDK
ステアリング:右
希望小売価格:¥24,430,000(消費税込)

車種:911ターボカブリオレ
トランスミッション:8速PDK
ステアリング:右
希望小売価格:¥27,310,000(消費税込)

ポルシェカスタマーケアセンター 0120-846-911 / HP :http://www.porsche.com/japan/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。