ポルシェジャパンは11月17日、グランツーリスモスポーツモデル「タイカンGTS」の予約受注を開始した。
ポルシェはロサンゼルスモーターショー(2021年11月19日~28日)において、GTSの頭文字が付いたフル電動スポーツカーの新たなバリエーションのワールドプレミアを実施。最大504kmの航続距離(WLTP)を備えたこの新しいスポーツモデルは、500kmの壁を破った最初のタイカンとなった。
ポルシェにおいて、GTSとはグランツーリスモスポーツを表している。タイカンGTSは、ローンチコントロールの使用時には、440kW(598PS)ものオーバーブーストパワーを発生。静止状態から100km/hまで3.7秒以内で加速し、最高速度は250km/hに達する。
ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)を含むアダプティブエアサスペンションは、横方向のダイナミクスを高めるためGTSに合わせて最適化。オプションのリアアクスルステアリングのセットアップもさらにスポーティーになった。
エクステリアは、フロントエプロン、エクステリアミラーベース、サイドウインドウトリムなどを、ブラックまたはダークカラーに。インテリアは、ブラックRace-Texの装備が標準装備されるブラックアルマイト仕上げのブラッシュアルミニウム インテリアパッケージとともに、エレガントでダイナミックな雰囲気を強調する。
また、タイカンGTSの新しいオプションにはサンシャインコントロール付パノラミックルーフが用意されている。このルーフは、電気的に切り替え可能な液晶フィルムによって透明からマットに変わり、車内を暗くすることなく乗員をまぶしさから保護する。9つのセグメントに分割されたルーフは個別に切り替えることができるほか、“透明”と“マット”の設定に加えて、“セミ”と“ボールド”も選択することができる。
「タイカンモデルレンジは、2019年のワールドプレミア以来、着実に成長しています。5つのモーターと2種類のボディバリエーションはあらゆるお客様のご要望にお応えします。伝説的なGTSの頭文字が付いたタイカンも加えることができたのは非常に嬉しいことです。GTSは、タイカン4Sとタイカンターボの間に位置付けられるモデルで、タイカンシリーズのスイートスポットと言えるでしょう」と、タイカンモデルライン担当副社長のケビン・ギークは述べている。
■希望小売価格(消費税込)
¥18,070,000