ポルシェジャパンは2月17日、「マカンT」の予約受注を開始した。
マカンTはこれまで911や718に限定されていた“T”の名称を備えた最初の4ドアスポーツカー。ポルシェでは1960年代以来、“T”の文字は、ダイナミックな走行に特化したモデルを意味する「ツーリング」を表している。
同社によると、1968年に誕生したポルシェ911 Tのスピリットに忠実なマカンTには、ダイナミックなセットアップ、軽量な2リッターターボエンジン、アスレチックなデザイン、そしてスポーティーなドライビングスタイルに最適な広範囲におよぶ標準装備が組み合わされている。
265PSの2リッターターボエンジン:俊敏なレスポンスを実現する軽量性
最高出力195kW(265PS)と最大トルク400N・mを発生するマカンTは、2リッター4気筒ターボエンジンに他のマカン モデルと同様、高速シフトの7速ポルシェドッペルクップルング(PDK)および4WDシステムのポルシェトラクションマネジメント(PTM)と組み合わせている。ステアリングホイールのモードスイッチとスポーツレスポンススイッチを含む標準装備のスポーツクロノパッケージを使用すると静止状態から100km/hまで6.2秒で加速し、最高速度は232km/hに達する。
車高を15mm以上低く設定して専用にチューニングされたシャシー
マカンTは、車高を15mm低く設定したポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)を備えたスチールサスペンションを標準装備する唯一のポルシェモデルとなる。
また、ポルシェトラクションマネジメント(PTM)もマカンTの走行要求に適合されており、特にリヤブレーキのコントロールが最適化されている。4気筒エンジン搭載モデルの新装備として、車高をさらに10mm低く設定してPASMを備えたアダプティブエアサスペンションをオプションで装備するほか、Tモデルの動的特性に適合されたポルシェトルクベクトリングプラス(PTV Plus)を追加して、ドライビングダイナミクスをさらにシャープにすることも可能となっている。
インテリアとエクステリアのエクスクルーシブなディテール
マカンTは、アゲートグレー メタリックで塗装されたフロント、サイド、およびリアのデザインエレメントによって、シリーズの他のモデルと差別化している。フロントトリム、エクステリアミラー、サイドブレード、ルーフスポイラー、およびリアのロゴには、専用のコントラストカラーを使用。ハイグロスブラックのスポーツテールパイプとサイドウインドウトリムは標準装備で、サイドブレードにはブラックの“Macan T”ロゴをあしらう。ダークチタンの20インチ マカンS ホイールも標準装備。エクステリアは、13色のソリッドカラー、メタリックカラー、およびスペシャルカラーを用意している。
標準装備の8way電動調節機能付ヒーテッドスポーツシートは、ブラックレザーパッケージをベースにした専用トリムを備える。フロントシートと両側リアシートの中央部は縞模様のSport-Texで、フロントヘッドレストにはポルシェエンボス クレストが付いている。シート、ヘッドレスト、ステアリングホイールに施されたシルバーのデコレーティブステッチは、エクステリアのコントラストカラーをインテリアへと反映されている。
マルチファンクションGTヒーテッドスポーツステアリングホイールと、ダッシュボード上部のスポーツクロノストップウォッチも標準装備に含まれている。標準装備のブラックアルミニウム製ドアエントリーガードは“Macan T”ロゴ入り。オプションで、Race-TexマルチファンクションGTスポーツステアリングホイール(カーボントリム付)やイオナイザーを選択することもできる。
さらにマカンTには、最新のタッチセンサー式ガラスルック画面を備えた新しいセンターコンソールや、10.9インチタッチスクリーンとオンラインナビゲーションを含む完全にネットワーク化されたポルシェコミュニケーションマネジメント(PCM)などが標準で装備されている。
■希望小売価格(消費税込)
¥8,400,000