ポルシェジャパンは6月30日、「新型カイエンターボGT」の予約受注を、日本全国のポルシェ正規販売店にて開始した。
新型カイエンターボGTは、4リッターV8ツインターボエンジンを搭載。最高出力471kW(640PS)を発生。カイエン ターボクーペの最高出力を67kW(90PS)上回り、最大トルクは850Nm(80Nm増加)で、0-100km/h加速タイムは3.3秒(0.6秒短縮)をマークし、最高速度は300km/h(14km/h増加)に達する。
さらに、モデル専用に特別に開発されたシャシーシステムとパフォーマンスタイヤを標準装備している。
新型カイエンターボGTは、カイエンターボクーペと比べて車高が最大17mm低く設定されている。これに基づいてパッシブシャシーコンポーネントとアクティブコントロールシステムの両方が再設計され、ハンドリングとパフォーマンスが最適化された。
また、それらの間の完全な相互作用を実現するための専用のキャリブレーションも備えている。一例として、3チャンバーエアサスペンションの剛性が最大15%向上し、ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)のダンパー特性、パワーステアリングプラスおよびリアアクスルも適合されている。
ポルシェダイナミックシャシーコントロール(PDCC)アクティブ制御ロール安定化システムは、パフォーマンス指向の制御ソフトウェアで作動する。その結果、ロールの安定性とロードホールディングがさらに向上し、高速コーナリングでのさらに精確なターンインが実現。ポルシェトルクベクトリングシステムは、これに合わせてより高いトルクバイアス比を可能にする。
包括的に最適化されたフロントアクスルもハンドリングを改善。専用開発された新しい22インチPirelli P Zero Corsaパフォーマンスタイヤは、ターボクーペと比較してフロントホイールは1インチ広く、ネガティブキャンバーは0.45度増加。さらに、ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)システムも標準装備されている。
■希望小売価格(消費税込)
¥27,250,000