ポルシェAGは2月15日、現ポルシェジャパンCEOのミヒャエル・キルシュ氏(56)が、2022年6月1日付でポルシェチャイナ(中国)、ポルシェ香港・マカオの社長兼最高経営責任者に就任することを発表した。
「ミヒャエル・キルシュは、さまざまな役割においてアジアにおけるポルシェの発展に貢献してきました。世界で最も重要な市場のひとつであるポルシェチャイナのCEOに彼を任命することは最適な選択といえます。キルシュは、特に顧客満足度とサービス品質への取り組みにおいて大きな成功を収めています。彼は多くの有効なイニシアチブによって中国市場にさらに弾みをつけて、当社のブランド影響力を高めていくことを私は確信しています」とポルシェAGのセールスおよびマーケティング担当取締役のデトレフ・フォン・プラテン氏は述べている。
2019年からポルシェジャパンのCEOを務めたミヒャエル・キルシュ氏は、それ以前の3年間はポルシェコリア(韓国)で同じ役職に就いており、2012年~2016年はポルシェチャイナ最高執行責任者として市場の詳細な洞察を得ている。ポルシェへの入社前は、BMWと国際的なホテル運営会社で上級管理職を歴任した。
ミヒャエル・キルシュ氏の前任者であるイェンス・プットファーケン氏は、アウディAGのヨーロッパ営業部長に就任する。イェンス・プットファーケン氏は、2018年からポルシェチャイナ・香港・マカオの社長兼CEOとして中国におけるポルシェの発展に大きく貢献した。「イェンス・プットファーケンは、中国での当社のブランドポジションを高め、顧客ベースとディーラーネットワークの両方の拡大に成功しました。彼は中国の強力で献身的なチームを率いて、このダイナミックな市場でブランドを結束してきました。私達は彼の多大な貢献に感謝し、新しい役割における成功を祈ります」とデトレフ・フォン・プラテン氏は述べている。
イェンス・プットファーケン氏の在職期間中の2015年から中国はポルシェ最大の単一マーケットとなり、ブランドにとって戦略的に重要な市場になっている。2019年にポルシェデジタルチャイナが設立され、2021年の初めにスピンオフした。さらに、上海の研究開発サテライトロケーションが2022年にオープンする予定となっている。