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2022年9月24日【自動車・販売】

独・ポルシェAG、監査役会を再編成

坂上 賢治

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ポルシェAGは9月23日、自社の監査役会を再編成した。その理由は今後予定されているIPOが理由だ。同社は新たな委員会設置に併せ、執行委員会のメンバーを削減する。( 坂上 賢治 )

 

また再編した監査役会にミカエラ・レ・ディベレック・レミ氏( Micaela le Divelec Lemmi )、メリッサ・ディ・ドナート・ロース氏( Melissa Di Donato Roos )、ハウケ・スターズ氏( Hauke Stars )を迎える予定。その一方で、ヒルトルート・ヴェルナー氏( 既に2022年1月末 )、ハンス・ペーター・ポルシェ氏、トーマス・シュマール氏は監査役会を離れた。

 

この再編成についてポルシェAGの監査役会会長を務めるヴォルフガング・ポルシェ博士は、「有能なメンバーを3名獲得出来た事を喜ばしく思います。レミ氏は高級品業界に精通した専門家で、ロース氏とスターズ氏はテクノロジー業界の専門家です。

 

私は、彼らが建設的な姿勢と持ち前の有能さを活かしポルシェの監督委員会の仕事に従事。そんな彼らの助言によって、新生ポルシェの新たな船出に弾みが付く事を確信しています」と述べた。またヴォルフガング・ポルシェ博士は、退任するメンバーに対し監査役会への献身的な仕事に感謝の意を表した。

 

なお新たなメンバーは、先の監査役会会長が紹介した通りであるが、より具体的にはハウケ・スターズ氏はIT領域を担うフォルクスワーゲングループ ボード オブ マネージメント( Volkswagen Group Board of Management )のメンバー。

 

スターズ氏は元々2012年から2020年まで、フランクフルト証券取引所の運営および関連する金融サービスの提供を行うドイツ取引所( Deutsche Börse )の執行委員会のメンバーで、現在は他の監督委員会や諮問委員会の役職も務めている。

 

イタリア人のミカエラ・レ・ディベレック・レミ氏は、最近までイタリアの高級ブランド、サルヴァトーレ・フェラガモ( Salvatore Ferragamo )のCEOを務めていた人物。それ以前は、グッチ(Gucci)の取締役会のメンバーを長年務めていた。また現在はコーヒーマシンメーカーのデロンギの非常勤取締役を含む監査役会のメンバーでもある。

 

米国生まれのメリッサ・ディ・ドナート・ロース氏は、2019年からビジネス顧客向けのLinux製品を開発・販売するドイツのオープンソースソフトウェア企業Suseの最高経営責任者を務めている。それ以前は、IBM、Oracle、SAPなどのテクノロジー企業で管理職を務めてきた人物だ。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。