ボルボカーズ傘下のポールスターは1月20日(スウェーデン、ヨーテボリ発)、今夏にフランスに正式に進出することを発表した。既に3大陸27か国に展開している同ブランドは、100%電気自動車への移行を目標に掲げ、市場拡大を続ける構え。
同ブランドは、ボルボ ネットワーク下の販売会社などのパートナーと協力し、代理店販売契約を結びフランスに進出する。車両は、ポールスターのWeb サイト経由のオンラインルートと、同ブランドがフランス国内のいくつかの都市に開設するショールームの両方で販売する計画だ。
上記施策を推し進めるべく、2025年2月付けでポールスター・フランスのマネージング・ディレクターとしてステファン・ル・グエベル氏を起用する。自動車業界で30年以上の経験を持つ彼は、キャリアの大半をステランティスで過ごし、様々な国で自動車マーケットを主導してきた。
そんな彼は2022年以来、スペインとポルトガルでポールスターブランドをマネージしている。ポールスターでは、新しい市場でブランドを立ち上げる彼の専門知識がフランスでポールスターの成長を支える貴重な資産となると考えているとした。
そんなステファン・ル・グエベル氏は、「イベリア半島での3年間の刺激的な経験を経て、ブランドの国際展開にとって戦略的な時期にフランス市場でポールスターを発売できることを大変光栄に思います。
ポールスターは、パフォーマンス、デザイン、テクノロジー、持続可能性を融合した、モビリティの未来に向けた野心的なビジョンを体現しています。フランスのお客様に当社のモデルの素晴らしさを紹介し、電気自動車や責任ある運転への移行をお手伝いしたいと考えています」と話している。
これに対してポールスターのCEO、マイケル・ローシェラー氏は、「ステファン・ル・グエベル氏は、フランス国内に優れた現地ネットワークを持つ、経験豊富で情熱的なリーダーです。このネットワークは、世界最大のEV市場のひとつであるフランスにおけるポールスターの拡大を推進する上で役立つでしょう」と述べている。