浙江吉利控股集団(ジーリーホールディングス)に属するボルボ・カーズ傘下のポールスターは8月20日(スウェーデン、ヨーテボリ発)、欧州に於ける自社ラインナップを1台から3台へと拡大し、欧州で最初のポールスター4 SUVクーペをリリースした。
ポールスター2、ポールスター3、そして現在はポールスター4が欧州の道路を走行することになり、この新たなスウェーデン製の電気自動車ブランドは引き続き車種ラインナップを拡大していく構えだ。
今回欧州でのデリバリーを開始したポールスター4は、既に中国の顧客に納車されており、今回のヨーロッパでのポールスター4のデリバリー開始は同社ブランドにとって世界的な存在感を加速させ、同社の成長を左右する重要な節目となる可能性がある。
現時点で最初の仕向地はドイツ。今後はノルウェー、スウェーデンの顧客へもデリバリーされていき、今後数週間で他の欧州域内の顧客への納車も加速される予定としている。
ポールスターのトーマス・インゲンラートCEOは、「昨夏から販売を開始したポールスター3を皮切りに、2024年には欧州で初めてポールスター4を納車することで、お客様により多くの選択肢を提供することができるようになりました。
それは私たち企業の成長にとって次の重要な節目となります。3つのモデルラインナップを揃えたポールスターは、世界のEV市場に於いて、我々の高級電気自動車ブランドとしての地位を固めることになるでしょう。
そんな新たなポールスター4の生産は、2025年に韓国で開始されるなど、製造拠点も順次拡大されており、ポールスター4 SUVクーペを世界中で生産・納入する能力が拡大されていきます。
ポールスター4は、クーペの空力特性と、SUVらしい居住空間の広さも兼ね備えつつも、ミニマルなスカンジナビア デザインを体現しています。世界中の自動車メディアからモ高評価頂いているポールスター4は、運転する喜びを感じられるインテリジェントなクルマとして、今後もお届けししてまいります」と話している。