ステランティス N.V.傘下のプジョーは4月12日(欧州中央時)、自社の新しいプジョー E-3008( PEUGEOT E-3008 )がレッド・ドット賞を受賞したことを発表した。プジョーがデザイン賞を受賞するのは今回で9回目となる。
この受賞にあたってプジョーでデザインディレクターを務めるマティアス・ホサン氏は、「プジョーE-3008 の新しいデザインがレッド・ドット・デザイン賞を受賞したことを光栄に思います。
同車は、当社のブランド価値の全てを体現しているクルマです。そのスタイリングイメージを策定するにあたっては、流麗なファストバック シルエットを反映させつつもダイナミックさを調和させた美しさにあります。レッド・ドット・デザイン賞の獲得は、私たちのチームの試行錯誤のなかで生みだした創造性が報われたことを証明するものとなりました。
特に新しいフロントエンドでは、Pixel LEDテクノロジー( GTに標準 ) を駆使したコンパクトなヘッドライトとし、E-3008専用に新設計されたブランドエンブレムを中心としたヘッドライトとラジエター グリルのアピアランスは大きく刷新しました。
またクロームコンポーネントは排除しつつ、ペイントされたコンポーネントを組み合わせています。フロントとリアバンパーはメテオグレー、ミラーキャップと下部セクションはオービタルブラックです。
そこからフローティングリアスポイラーへと繫がる流れは、新しいデザイン言語を用いて組み立てました。そうしたボディ面の主張がカラーグラデーションを経てボディサイドへとシームレスに繫がっていく滑らかさを持つ生き物を思わせる流麗さにこだわりました。
そんな猫のような滑らかな面の繋がりは、伸びやかさを併せ持ったダイナミックさを訴求するものとなっています。また併せてE-3008のリアエンドは3つの爪から成るライトシグネチャーによって纏められています。
さんなダイナミックな豊かさを表現するE-3008は、一方で全電動SUV Cセグメント カテゴリの中では最もコンパクトな車両でもあります。それでいてインテリア空間に置いては、乗員と荷物のための十分なスペースが確保されています。
またインストルメントパネル上に設けられたフローティング21インチ HD 曲面パノラマ ディスプレイは、パネル上で空間上に浮遊しているかのような視覚効果を生み出し、それがデジタル インストルメント クラスターと大型の中央タッチスクリーンを統合していく造形となっています。
更にダッシュボードとドアの上に広がる本物のアルミニウム製のエレガントな装飾トリム。そして8色のLEDアンビエント照明との組み合わせは、このクルマの魅力を余すところなく伝えている部分と言えるでしょう」と述べている。