ステランティス.S.A傘下のプジョー・ブランドは6月11日、来たる6月18日を皮切りにパリに於いて催される「パリ・ファッション・ウィーク」の公式パートナーとして提携した。この時期のパリは世界のファッションリーダー達が、2025年春夏シーズンのメンズ・プレタポルテや、オートクチュール・コレクション、ウィメンズ・ファッションなどから待望の新トレンドを発見する舞台として賑わう。( 坂上 賢治 )
この取り組みは、世界を代表する5つの都市( パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、東京 )のひとつとして時代を牽引する当地の象徴的な高級ブランドと、新進気鋭の才能の両方を称える一大イベントであり、その中心にプジョーを位置付けることで、自社ブランドの魅力を裏打ちする挑戦的な試みと言えるだろう。
この連携によりプジョーは、 6月18日から27日に開催される2025年春夏メンズファッション、6月24日から27日に開催される2024/2025年秋冬オートクチュールウィーク、及び9月23日から10月1日に予定されている2025年春夏ウィメンズファッションを通した全てに於いて、パリファッションウィークの公式自動車パートナーとなる見込みだ。
なお同パートナーシップの一環としてパリに於けるプジョーは、408ハイブリッド、プラグインハイブリッド、新型E-3008を含む30台の車両を提供。これらの車両は、パリ・ファッション・ウィークに招待された著名人の移動に使用され、首都中心部で自らの知名度を高める活動を展開する。
また併せて予てよりプジョーとして〝推している〟前衛的なラグジュアリーブランド「3.PARADIS( スリー.パラディ )」の創設者でフランス人デザイナーのエメリック チャチュア氏( Emeric Tchatchoua / パリで育ち、当地を拠点に据えつつ、カナダ・トロントでも活動中 )とのコラボレーションも継続していくとしている。
上記3.PARADISとの同コラボレーション活動は、エメリック・チャチュア氏がプジョー・インセプション・コンセプトにインスピレーションを得たユニークな衣服を提供した2023年に始まった。同アート作品は、見る角度によって色が変わる3Dレンチキュラープリントによる目の錯覚を利用したハイテクな作品となっていた。
そんなエメリック・チャチュア氏は、今年初めてパリ・ファッション・ウィークに参加する。そこでプジョーは彼の夢を後押しするべく、パリ・ファッション・ウィークの期間中、3.PARADISカラーで特別に装飾したプジョー408を2台提供する。
プジョーは、3.PARADISが示す職人技のような技術の卓越性、希望に満ちた楽観的なファッションスタイル、豊かな文化を夢のような贅沢さ包み込むメッセージ性に共感。そのビジョンは、プジョーが電気自動車の未来で示す楽観的な姿勢や、文化の融合に対する取り組みと一致していると結んでいる。