プジョーは2月25日、新ブランド・アイデンティティを公開した。
今回発表するあたらしいロゴは、堂々とした崇高な獅子の紋章だ。1850年以来、プジョーはロゴを10回に渡り刷新しており、現在のロゴは2010年から用いている。
この10年において、プジョーは、インターナショナル・ヴァン・オブ・ザ・イヤーを2019年にパートナーで、2021年にe-Expertで獲得。カー・オブ・ザ・イヤーにおいては2014年に308、2017年に3008、そして2020年の208でそれぞれ獲得。そして、乗用車と商用車の両分野で電動化シリーズを投入するなど、プロダクトレンジ全体のレベルアップを図っている。
2021年には、NEW PEUGEOT 308の発表も控えており、プロダクトの勢いを象徴するようにあらたにロゴも刷新する必要があったという。
今回の新しいブランドロゴは、これまでにプジョーを築き上げてきたもの、現在のプジョーを成しているもの、そして未来のプジョーを創りあげていくものを具現化。プジョーのグローバルデザインを手がけるPEUGEOT Design Labの手によるデザインとなる。
この紋章を掲げることでプジョーは新たな領域へ参入し、国際的な進出を加速させ、フランスならではのスタイル、ノウハウ、そしてフランスの生活の智慧(サヴォワール・ヴィーヴル)を世界に向けて発信することに挑む。
加えて、クルマも、ディーラーも、関連商品も、ウェブサイトも、コミュニケーションも、サイネージなど、ブランドとのあらゆるコンタクトポイントが、横断的なひとつのシステムになるという。
ウェブサイトに関しては、“オンラインディーラー”の一部となり、商品の閲覧、コンフィギュレーション、販売、商談、支払いの相談、下取りなど店頭での販売と同様のことが実施可能となる。
また販売店に関しては、より人間性に溢れ、より視覚的で、さらに学びに富んだ体験ができる場とする。エネルギー転換が加速的に進んでいるということを具体的に知ることができ、新しいモビリティーの選択があること、あたらしい技術を発見することができるようにするという。
このように、ウェブサイトとディーラーが相互補完し、総合的な高いクオリティのエクスペリエンスを提供するとしている。
また、今後の10年間、プジョーとして初となるブランドキャンペーン“THE LIONS OF OUR TIME”を実施する。
単なる時間を、より、体験型で有意義な、質の高い時間に変えられるようにすることをキャンペーンのメッセージとして、顧客にとってもっとも貴重な資産である“時間”にさらなる力を提供することを目指す。
ブランド体験はディーラーやウェブサイトでのみに留めず、あらたにライフスタイルコレクションをローンチする。コレクションは、衣類、レザーグッズ、アクセサリー、ガジェット、食器、文房具、バッグ、ミニカーなど広範囲におよぶ。
これらすべてがプジョーの統一された世界観であり、また、あたらしいブランドアイデンティティーとなるという。
あたしいブランドロゴは、単なるビジュアルアイデンティティーのみならず、ブランドのエコシステムの道を拓き、まさにブランドの立ち位置の変化、あたらしいマインドセット、そしてあらたなライフスタイルを象徴している。