Pagani Automobili(パガーニ・アウトモビリ、以下パガーニ)」は3月19日、最新モデル「Huayra R(ウアイラ・アール)」を発表した。
Huayra Rは、30台限定生産、260万ユーロ、(日本円換算:約3億3,800万円+税、1ユーロ=130円として換算)。またこの車両は、レーストラック用ハイパーカーとなる。
創業者兼チーフデザイナー、オラチオ・パガーニ(Horacio Pagani)は、次のように述べている。「2008年より私たちはHuayraの開発に取り組んでいましたが、エンジニアリングとスタイルの観点から非常に難しく、厳しいプロジェクトとなっていました。長い開発期間を経て、自由に表現したいという思いを強く持ち続けた結果生まれたのがZonda R(ゾンダR)です。Zonda Rは制約や規則から解き放たれたロードトラック用モデルであり、美しさ、高いパフォーマンス、安全性のすべてを備えていました。今回のHuayra RもZonda Rと同様、パガーニ史上最も自由でエクストリーム、かつ高いパフォーマンス性を実現したモデルになります。」
エンジンにはパガーニ製の新型V12-Rを搭載。最高出力は850馬力、最大トルク750Nmを発揮する。また、最新技術が駆使された車両は、1,050kgまでの軽量化に成功している。
パガーニは、Huayra Rを最高の性能、技術、芸術がレーストラック用に結集した、究極のハイパーカーだとしている。
■主要諸元(パガーニによる目標推定値)
– エンジン:パガーニ製V12-R 6.0 リッター 自然吸気12気筒V型
– 最高出力:850 HP (625 kW)/8250 rpm
– 最大トルク:750 Nm/5500~8300 rpm
– トランスミッション: 後輪駆動
– ギアボックス:6速シーケンシャル・ノンシンクロ・ドッグリング・ギアボックス
– ブレーキ型式:ブレンボ製CCM-Rベンチレーテッド・ディスク: フロント410×38 mm、モノシリック、6ピストン&キャリパー、リア 390×34 mm、モノシリック6ピストン&キャリパー
– ホイール:APP製鍛造モノシリック・アルミ合金: フロント19インチ、 リア19インチ
– タイヤ&型式:ピレリPゼロ スリックバージョン ドライ&ウェット: フロント275/675 R19インチ、リア325/705 R19インチ
– サスペンション:鍛造アルミニウム合金独立ダブルウィッシュボーン式、ヘリカルスプリングと電子制御ショックアブソーバー装備
– シャシー: モノコック、パガーニ製カーボチタンHP62 G2およびカーボトリアックスHP62、CrMo合金鋼製のフロント及びリアチューブラーサブフレーム乾燥重量:1050 Kg (2314 lb)