良コンディションの旧車も販売
オートモビル カウンシルでは、会場で販売店が貴重な旧車の数々を販売している点も特徴のひとつだ。名車の整備や販売を手掛けるスペシャリストが仕上げた、コンディションが良好な車両が並び、実際に商談や購入も可能なのだ。
今回、ビンテージカー販売店らが展示・販売した車両と販売価格を以下に幾つか紹介しよう。
AC MINDSが出展したロータス エリート。販売価格780万円。
Old Timer UHURU CARS出展の1968年式メルセデス・ベンツ280SL。販売価格1780万円。
ガレージ伊太利屋が出展した1947年式ランチャ アルデラ カミオンチーノ、販売価格444万円。
Simple autoが展示した1975年式BMW 3.0CSAは、798万円。
Auto Roman出展の1963年式シボレー コルベットC2スプリットは、1950万円。
国産車では、ヴィンテージ宮田自動車が展示した1964年式ニッサン セドリックワゴンが650万円。
同じくヴィンテージ宮田自動車の1968年式ニッサン フェアレディ240ZGが1200万円。
Auto Romanが展示したマツダ コスモスポーツが950万円。
今回展示されたビンテージカーの多くは、やはりイタリアやドイツ、イギリスなど欧州メーカー製が主流で、このジャンルで依然として高い人気を誇っていることが覗える。
また、国産の旧車では、通称「ハコスカ」と呼ばれるニッサンGT-Rが従来から同業界の牽引役を努めている印象だが、今回の同イベントでは意外と出展が少なかった。逆に、それ以外のモデルでも、希少性が高くコンディションが良ければ1000万円以上の価格が付いていたことから、国産旧車の人気は欧州車に追いつきつつあるのかもしれない。
なお、同イベント3日間の総来場者数は3万4692名で、2018年の3万484名から若干増加した結果となっている。