電気機器メーカーのオムロンは、9月13日、同社傘下のオムロン オートモーティブエレクトロニクス製3D-LiDARが、米・NVIDIA(エヌビディア)社製の自動運転車開発プラットフォーム「NVIDIA DRIVE(エヌビディア・ドライブ)」に対応したことを発表した。
「NVIDIA DRIVE」は、AI車載コンピューティングのオープンプラットフォーム。
オートクルーズ機能向けのエネルギー効率に優れた手のひらサイズのモジュールから、パワフルな車載AI スーパーコンピューターを用いた自動運転まで幅広く対応。
このプラットフォームの導入により、自動車メーカーやティア1サプライヤーは、自動運転車の市場投入を加速させることができると注目されている。
今回の同プラットフォームの対応により、「NVIDIA DRIVE」を使用した自動運転車の開発をしている車両・システムメーカー各社が、オムロン製3D-LiDARと「NVIDIA DriveWorks」を組み合わせた自動運転車向けのアプリケーションを開発することが可能となる。
ちなみに、同社の3D-LiDARは、自動運転に不可欠な車両前方および車両全周囲の様々な路面や障害物を、広い視野角と高解像度で検知することできるのが特徴。
それらを活かすことで、世界中の様々な道路環境に適した、信頼性の高い自動運転車両の開発が可能となる。
同社では、このような取り組みを通し、自動運転技術の確立に貢献し、安全・安心なモビリティ社会の実現に注力する方針だ。