フォルクスワーゲン浜松西と浜松、正規店として初の実質CO2排出量ゼロ運用へ
フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)とフォルクスワーゲン正規販売店契約を締結しているサーラカーズジャパンが8月6日、同日より浜松エリアで事業展開している「フォルクスワーゲン浜松西」「フォルクスワーゲン浜松」に於いて、実質的にCO2排出量ゼロの電気・ガスを使用する店舗の運用を開始した。
これにより、来店する顧客のEVを実質CO2排出ゼロの電気で充電させることが可能となった。また内燃エンジン搭載車を購入する顧客へも、カーボンクレジットを購することで、実質CO2排出がゼロとなる販売サービスの提供を開始する。
これら実質CO2排出ゼロを達成した各店舗では、店舗施設や運営面での環境への配慮を意識し、太陽光発電システムを導入。発電したエネルギーを照明や空調設備等の施設電力として使用し、余剰電力は電力会社に販売する。
空調などに使用する都市ガスについても、カーボンニュートラルガスにするなど、CO2(カーボン)排出量を実質的に「中立(ニュートラル)」にする先進的な環境配慮型店舗となっている。
また仮に運営上に於いて万が一発電力が不足した場合は、カーボンオフセットした商用電力を購入することで、施設内のカーボンニュートラルを達成する。店舗内では、日々の発電量や消費量を公開し可視化しており、来店される顧客へカーボンニュートラルな店舗であることを積極発信している。
加えて先の通りで、例え内燃エンジン車であってもカーボンオフセットされた車両を希望する顧客に対しては、内燃エンジンの利用に伴い発生するCO2をカーボンクレジットによりオフセット(相殺)して、実質ゼロとする新サービスも提供する。
これはフォルクスワーゲン ブランドの正規販売店として初めて、省エネ設備やシステムを最大限活用してCO2排出実質ゼロの店舗を生みだしたもの。今後もサーラカーズジャパンでは、自然環境に配慮した自動車販社としての経営を目指していくという。
一方でフォルクスワーゲン自身も、パリ協定およびEUにより示されている欧州グリーンディールを順守。遅くとも2050年までに実質的なカーボンニュートラルを実現するためのロードマップ「Way to ZERO」を提唱。今後も販売店と、そこに来店する顧客と共にCO2排出量低減へ積極的に取り組んでいくと謳っている。