タダノが、平成29年12月21日、国土交通大臣に対して、リコールを届出た。
リコールの対象車は、「GR-250N-3」、対象台数は、計1607台(※)。
リコールの概要
[届出者の氏名又は名称]
株式会社 タダノ 取締役社長 多田野 宏一
[不具合の部位(部品名)]
制動装置(ブレーキキャリパ)
[基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因]
ホイール・クレーンの制動装置において、ブレーキキャリパの製造が不適切なため、キャップの締付けトルクが低く、ブレーキを作動させる際の液圧でキャップが緩むことがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、キャップ部のシール効果が低下して、ブレーキ液が漏れ、ブレーキ警告灯が点灯し、最悪の場合、制動力が低下するおそれがある。
[不具合件数]
7件
[事故の有無]
0 件
[発見の動機]
市場からの情報による。
[改善措置の内容]
全車両、ブレーキキャリパのキャップを、適切なトルクで締付ける。なお、ブレーキ液の漏れ、または、キャップに緩みが生じている場合は、Oリングを新品に交換する。
[対象車種]
計1車種・1型式
●リコール対象車・通称名
「GR-250N-3」
[自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置]
・使用者:直接電話またはダイレクトメール等により連絡する。
・自動車分解整備事業者:使用者を把握しており、周知の為の措置はとらない。
・対策実施車両:改善実施済車には、ステッカ(No, 4163)を運転席側ドア開口部のドアロックストライカー付近に貼り付けする。
[リコール対象車の製造期間(製造期間の全体の範囲)]
平成25年5月29日~平成28年11月4日
[リコール対象車の台数]
計1607台
(備考)
※リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれる場合がある。
リコール対象車の形式等、詳しい情報について
リコール届出一覧表(国土交通省 PDF):
http://www.mlit.go.jp/common/001215112.pdf
改善箇所説明図(国土交通省 PDF):