スズキ自動車が、平成29年11月24日、国土交通大臣に対して、リコールを届出た。リコールの対象車は、ワゴンR、アルト、MRワゴン、セルボ、ピノ、モコ、AZ-ワゴン、キャロルの計8車種、対象台数は、計210,876台(※)。
リコールの概要
[届出者の氏名又は名称]
代表取締役社長 鈴木 俊宏
[不具合の部位(部品名)]
緩衝装置(サスペンションフレーム)
[基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因]
フロントサスペンションフレームの製造が不適切なため、塩水等の腐食促進物質によってサスペンションフレームのロアアーム取付ブラケットが腐食することがあ る。 そのため、そのままの状態で使用を続けると、腐食が進行し、ロアアーム取付ブラケットが破損して、最悪の場合、ロアアームが脱落して走行不能となるおそれ がある。
[不具合件数]
30件
[事故の有無]
無
[発見の動機]
市場からの情報による。
[改善措置の内容]
全車両、サスペンションフレームの点検を行い、腐食が認められる場合は、サスペンションフレームを良品と交換する。腐食が認められない場合は、サスペンションフ レームのロアアーム取付ブラケット部に防錆剤を塗布する。
[対象車種]
計8車種・21形式
●リコール対象車・通称名
ワゴンR、アルト、MRワゴン、セルボ、ピノ、モコ、AZ-ワゴン、キャロル
[自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置]
・使用者:ダイレクトメールまたは電話等で通知する。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
・対策実施車両:改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近に、No.4141 のステッカーを貼付する。
[リコール対象車の製造期間(製造期間の全体の範囲)]
平成19年2月1日~平成19年7月16日
[リコール対象車の台数]
計210,876台
その他、交換修理用部品として出荷し、組付けられた車両が特定できないものとして、サスペンションフレーム(2WD車用)、サスペンションフレーム(4WD車用)の部品番号と出荷時期、備考、等があげられている。対象数は、計1,108 個。
(備考)
※リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合がある。
リコール対象車の形式等、詳しい情報について
リコール届出一覧表(国土交通省 PDF):
http://www.mlit.go.jp/common/001211901.pdf
改善箇所説明図(国土交通省 PDF):