日産自動車は7月25日、昨年6月に発売した「サクラ 」の累計受注が、受注開始から5万台を突破したと発表した。
サクラは、軽自動車ならではの小回り性能に加え、静粛性や力強い滑らかな加速、日常使いには十分な航続距離、そして洗練されたデザインや充実した先進技術などが特徴の軽バッテリー式電気自動車(以下、軽BEV)。
自宅でも手軽に充電ができることから、首都圏に加え、軽自動車需要の高い郊外エリアの個人客、また、環境負荷低減やBCP対策(Business Continuity Plan:事業継続計画)を目的とした法人や自治体からの引き合いも多く、受注5万台を達成。昨年度の国内EV販売台数に於いて約4割(*1)を占めるなど、国内のEV普及促進にも寄与していると云う。
受注傾向については、購入者の3割以上が最上位グレードの“G”を選択。ボディカラーは“ホワイトパール”を筆頭に、次いで2トーンの“ホワイトパール/チタニウムグレー”が人気とのこと。また、半数以上が日常の足として毎日利用(*2)し、約3割が自宅に太陽光パネルを設置して自然由来の電力との組み合わせによる自宅充電を行うなど、BEVならではの特徴的な傾向も見受けられる。
なお、サクラは、「2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー」や「2023年次RJCカーオブザイヤー」、そして「2022~2023日本自動車殿堂カーオブザイヤー」を始めとする数多くの賞典を受賞しているほか、自動車アセスメント(JNCAP)「自動車安全性能2022」での最高評価「ファイブスター賞」(*3)を獲得するなど、安全性の高さも評価されている。
*1:2023年7月 日産調べ。
*2:2023年3月 日産調べ。
*3:三菱自動車の「eKクロスEV」と同時受賞。