日産自動車と、米沢電気グループ(米沢電気工事、石川日産自動車販売、日産プリンス金沢、大和タクシーを含む)は12月6日、石川県と電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結した。
協定は、石川県で災害による停電が発生した際、日産の販売会社から貸与する電気自動車(EV)「日産リーフ」を電力源とした災害時の電力供給体制の構築と、EVの「走る蓄電池」としての価値の普及を目的としている。
今回、ゼロ・エミッション社会の実現を目指す日産の『ブルー・スイッチ』、そして、石川県が推進する環境・防災対策やSDGsの推進、米沢電気グループが推進する環境対策、地域貢献活動といった、それぞれの取り組みにお互いが賛同し、協定の締結を行う運びとなった。
なお、『ブルー・スイッチ』活動としては151件目の取り組みとなる。
■協定の概要と主な連携内容
・石川県で災害を起因とする停電が発生した際、米沢電気グループに配備している電気自動車(EV)「日産リーフ」および充電スタンドを県に要請のあった市町に無償で貸与し、避難所等でEVからの給電により継続して電力が供給できる体制を整え、県民の生命及び身体の安全を守る。
・石川県および日産自動車、米沢電気グループは、平常時も電気自動車(EV)の普及促進を行うほか、県のイベントで使用する電力を電気自動車(EV)から供給することで、電気自動車の「走る蓄電池」としての活用を県民へ積極的にアピールし、環境・防災意識向上を目指す。